2024年3月12日火曜日

東京に小池不要論:「自分ファースト」で自民との駆け引きだけの政治家

 選挙のたびになると小池知事の挙動だ注目される。しかし小池知事では非自民、政治改革は無理なのだ。自民が「政治とカネ」裏金作りで国民の批判を受けている最中の八王子や江東の選挙で劣勢だった自民を小池さん肩入れすることで自民が勝った。

いつものことながら選挙になると小池さんの存在、挙動が問題になる。東京15区の補選でも小池さんの挙動が問題だ。自民党は神経をとがらせ情報収集している。自民党は表立って候補者を擁立できないが、小池さん支援の候補者なら応援するつもりだ。

そこで東京15区から小池さんが出ないかと考えているらしい。小池さんも国政復帰を匂わせて政局を混乱させている。

そもそも小池さんは東京選挙区から国政に出、籍を置いた経緯がある。しかし自分の居場所が不満で東京都知事に転出したのだ。

小池知事の東京都での仕事は何だったのか。よく思い出せないが、一番注目されたのは、民主党政権崩壊の時に「希望の党」を設立し、受け皿となった。当時の民主党前原さんは「全員そろっての希望の党入り」を宣言していたが、入党に条件があり「選別します」発言で人気を落とし、民主党は立憲民主、国民民主と分裂した。それが野党が連立できない理由の一つだ。

都政で何をやったか評価が難しいが、コロナ禍では「ワンボイス」で政府に対応の圧力をかける手段に出、目立った行動をとったが、菅総理の時にワンボイス形成の過程で異論が出て、それ以降は力の発揮はなかった。

しかし、東京には巨額な資金があり、子ども手当などでは他県がうらやましいほどの政策を打ち出した。埼玉県知事が「予算の面でウチにはまねができない」と発言したほどだ。

東京の官僚の行政能力はあり、知事がいなくても7、80%の仕事はできるというのだ。だから知事の存在も薄くなる。

小池さんは都知事の立場を利用し自分の存在感を出そうとしていないか。今回の補選でも非自民の立場で頑張れば東京から「政治改革」「非自民政権」のチャンスもあるはずだが、小池さんの自民寄りの立場は東京から「政治改革」は無理だ。

小池さんは国政に出たければサッサと出ればいい。東京には小池さんは不要なのだ。


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