2024年9月14日土曜日

自民党総裁選、立憲民主代表選にみる:「悪さ加減の少ないのは誰か」が選考基準か

自民党総裁選、立憲民主党代表選の候補者が出そろった。自民は9人、立憲は4人、新しい顔からベテランまで幅は広いが、可能性は低くても今後の政治活動の ために推薦人20人の確保に精を出す。

自民党は野田さんが20人確保できなかったので立候補をあきらめ、他の候補者に推薦人になった。一方、立憲民主も20人の推薦人が必要だが、掛け持ちが目立つという。ある候補の推薦人にはなっているが他の候補を支持している。「名義貸し」が横行しているという。

自民党は、高市、小林、林、小泉、上川、加藤、河野、石破、茂木の9人、いずれも閣僚についている人、閣僚経験者で名前が知れている。年齢も40代の若手もいる。

一方立憲は野田、泉、枝野、吉田さんら4人、古い名前で出ているが、党員はどう判断するか。現代表の泉さんはギリギリまで推薦人集めに苦労したらしい。

メデイアは毎日、各候補者の政治姿勢、主張など政策の比較を報道する。自民党ではまだ解決していない裏かね問題、政治資金問題が記載されているが、この問題はこちら、あの問題はあちらと総合的に一致する候補者はいない。

要は主たる政策で自分のあった人を選ぶようになる。「悪さ加減の少ないのは誰か」ということになる。

自民総裁選では人気投票の傾向が出てきた。世論調査でトップ3、抗済み、石破、高市さんらの一騎打ちになるが、2回目の決選投票は避けられないという。そして最後は議員層で人気のある小泉さんの可能性が強いという。

しかし、重要閣僚の経験がなく、どういう政策か、どう説明するか、いろんな問題に積極的に発言しているのでその整合性も問題になってくる不安が大きい。

小泉さんが実行力、1年以内に解散など行っているがどうなるか。

立憲も野田元首相、前代表の枝野さん、現職の泉代表の争いになるだろうが、野田さんにもう一度党首討論に立ってほしい気もする。

想像するに石破vs野田の本格派政治家の党首討論を期待したいところだ。


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