森友問題での文書改ざんの責任は麻生財務相に言わせると佐川・前理財局長で麻生財務相や安倍総理の政治責任はないと言うのだ。でも小泉進次郎筆頭副幹事長は「自民党は官僚だけに責任をとらせる政党ではない」と政治責任が出てくる期待をにおわす。
財務省の調査報告から理財局の一部の職員が文書書き換えをしたことを認め、麻生財務相はその責任は当時の理財局長だった佐川さんにあり、佐川さんの国会答弁に沿った書き換えをしたらしい。
12日の注目の佐川さんの辞任記者会見は、メモのペーパーをしっかり握りしめ、時々はメモに目を移しながらの記者会見だった。「国会答弁に齟齬があった」ことを認めたのだ。
でも考えてみれば、昨年の国会での高飛車な答弁は、多くの国民の批判を買ったが、その後国税庁長官に栄転した。森友疑惑で関係した官僚は何故か、他の部署へ栄転しているのだ。官僚の人事権を持つ官邸が「ご苦労さん」と答えてくれたのだ。佐川さんもその一人だったのだ。
ところが文書書き換えの問題が出て来て様子が変わった。
テレビの情報番組が詳細を報じるうちに佐川さんは「政権の犠牲者ではなかったか」という疑念が出て来たのだ。
テレビの情報番組を見ながら家内は「佐川さんが可愛そう。悪い人ではなさそう」と言い出した。恐らく今は多くの国民がそう思っているのではないか。
麻生財務相に全責任を押しつけられた事に同情する。記者会見で握りしめていたぺ-パーに事の真相が見えてきたのだ。「まずい」とは思っても権力に逆らえない高級官僚の悲哀だ。
今回の事件は、憲政史上まれに見る総理夫妻による大疑獄事件だ。安倍総理の今後に足を引っ張る事件なのだ。
麻生さんも今回の文書改ざんの責任をとるべきだ。それだけの勇断がなければ国会議員ではない。
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