2019年1月6日日曜日

安倍政権に物申す;統一地方選、参院選で与野党拮抗する構図へ


自民党一強の安倍政権に物申すためには統一地方選、参院選を与野党が拮抗する構図に持って行くべきではないか。「安倍総理は信用できないが、他の内閣よりマシ」という世論調査の安倍支持の消極的理由をどう打破すべきか。

新年に当たり安倍総理は内政、外交に威勢の良い事を大きな手振りで言うが、それぞれに根本的に大きな課題を抱え、状況が好転する環境ではない。経済面ではアベノミクスは破綻状態、頼みの為替も円高に進むだろう。消費税増税、出口戦略では見通しも立たない。

憲法改正だって公明党も慎重、国会に自民党草案も提出出来ない。参院選では議席が減る事を覚悟すれば参院で発議など出来る状態ではない。ゴーン容疑者と同じようにコミットメントは反故だ。

外交が得意と言うが尖閣諸島、領海侵犯、一帯一路の中国、北方4島問題でのロシア、拉致問題の北朝鮮そして韓国の事情とは言え友好国のはずの韓国とも状況は良くない。

頼りのトランプ大統領は国際舞台で「保護主義」のため先進国での協調関係は崩れ、その隙間に中国が進出しようとしている。社会主義拡大路線にトランプ大統領はどう考えているのか。2020年の大統領選が危惧される。

「長期政権でもう飽きが来た」安倍政権に物申すには参院選が大事になる。立憲民主や国民民主が統一路線を組むことが出来れば良いが無理だろう。小池新党・希望の党への合流で旧民進党には越えがたいハードルがある。

ゴタゴタしている野党より「もう飽きが来た」が安定な自民党、安倍政権を支持するのか。

野党連合による政権交代など期待できないが、与野党が拮抗する国会の勢力図に持って行くことは出来ないのか。

欧州各国は移民難民問題、財政赤字、国民主権問題など難しい内政で極右政権、ポピュリズムの台頭で四苦八苦している。日本は学生が国会前で集会を開きポピュリズムが台頭するかと思ったが政治的センスはなかった。

安倍政権が「他の内閣よりもマシ」という考えを打破することが先だ。


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