2019年5月21日火曜日

朝日新聞の「次の総裁候補にふさわしい人」?:いつも気になる26%が「この中にいない人」?


朝日新聞(2019.5.21)「次に自民党総裁にふさわしい人」世論調査で、いつも気になるのは「この中にいない」と答える26%の人の言うふさわしい人の名前だ。

調査では7人の名前を挙げ「誰か」と聞いている。

小泉進次郎さん 29%
石破茂さん   17%
菅義偉さん    6%
岸田さん4%、野田さん4%、河野さん4%の常連と「この中にいない」26%だった。

小泉さんはまだ若いが、立場は親石破、人気があることは認めるが、先の国会での予算委員会で質問に立ったが、これが将来嘱望されている総裁候補なのかとその内容に違和感がした。メデイアはガス抜きしていると酷評だった。

一方石破さんは少数派閥で20人を切り、自派だけで総裁候補を立てることはできない。常にどこかの派から人を借らなければない難儀が待っている。先の派閥の政治資金パーテイーがあったが、安倍さん側近は見向きもしなかったという。でも地方では人気があるようで選挙になると忙しい。

政策マンらしく新しい政策を打ち出しても安倍陣営に囲い込まれ独自色がうすくなる。

でも小泉プラス石破で46%とは期待が持てないか。

菅さんは最近めっぽうに人気を上げてきた。政界、官僚に目を効かせ危機管理にも十分対応している。拉致問題担当相(?)として初訪米もトランプ政権の要人と会談出来た力は大きい。野党の党首だってこうもいかない。

権力を握ってポスト安倍のNO2にのしてきたが総理総裁としてはどうか、苦労人を標榜しているが顔が厳しい。暗いイメージでは明日が見えてこない。

相変わらず低調な支持しかない岸田さん、野田さん、河野さんだ。岸田さんは安倍総理からの禅譲を狙って安倍支持を大きく打ち出し宏池会のプリンスと言われて久しいが決断力に欠ける。麻生派の存在も気になるところだ。

野田さんは、女性初の総理といつも売りにしているが人気が上がらない。一度やって見せたいところはあるが閣内主導権争いでゴタゴタだろう。人気取りに女性大臣を加えるにしてもどんな候補者がいるのか。小渕優子さんでは政治資金規正法違反での黒いイメージだ付きまとう。

河野さんは日本にいるよりも海外で要人と握手している新聞報道の方が多い。海外出張に自分用の航空機を付けろと行政改革で無駄排除を訴えていた時とは真逆の要求をしている。でも海外を飛んでいるほど業績はなくスタンプラリーの悪評が出ている。総理には無理だろう。

そこで気になるのが「この中にいない」と言った26人が誰を支持しているのか。

厚労相だった加藤さん? 安倍さんの母上と加藤さんの奥さんが仲良しのために安倍総理に持ち上げられたが、厚生労働相時代の失政は大きい。

また麻生さん? 財務相としての指導力のなさ、自民党内でも先の統一地方選で求心力を落とした。宏池会再建に向けどうかじ取りするか。

残るは安倍さん? 一強長期政権の実績はあるがさらに4選を目指すのか。得意とする外交、内政に大きな問題を抱え、さらに自らの不祥事を抱え国民は今だ十分に説明責任を果たしていないとみている。

トランプ大統領の令和になってからの国賓待遇での初来日、G20でのリーダーシップに賭けているがいずれも米大統領を最大限利用できるかだ。米国大統領予備選(?)ではバイデン候補にラストベルト地帯で大きく引き離されたと伝えている。

国際協調路線より保護主義で世界を引っ掻きまわし、米中貿易戦争は両国は勿論のこと世界経済の下降リスクになっている。一線を画する立場もいれなければ安倍総理自らの人気も陰ることになる。

「この中にいない」人たちが支持されているのは誰か。朝日新聞に聞きたいところだ。


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