また、地球温暖化を議論する時期が来たのか。地球温暖化対策で日本でもいろんな削減計画が出ているが、削減を達成したところで一体1.5℃上昇をいくら抑えることに貢献できるのか。そこが知りたいのだ。
IPCCの第49回総会が京都で始まった。今回は最新科学で排ガスの算定を見なおし「結果見える化」をするというのだ。パリ協定の下での各国の歳出削減策の効果を検証できるというのだが、では今まではどうだったのか。
「パリ協定」では2050年までの削減戦略策定を求め、1.5℃に抑えるのは50年度までに「実質ゼロ」が必要なのだ。現行目標は「50年に8割削減」、「実質ゼロ」は今世紀後半の早い時期とうたっている。
日本も政府の有識者会議で「長期戦略」が出され、G20に向け議長国としてけん引を考えていたらしいが、できるだけ早い時期に温室効果ガスを「実質ゼロ」にと言うことらしい。技術としては再生可能エネルギーが原発が考えられているが実用化のめども立たない回収CO2の燃料技術も加味されている。
地球温暖化で言われていることは、100年あたり0.85℃の上昇だが日本は世界の倍近い上昇率と言うが実際にはほとんど上がっていないという専門家の意見もある。
「「地球温暖化」狂想曲の「不都合な真実」」によると地球の気温を0.001℃下げるのに日本は80兆円と言う巨額の投資をしているという。
今の世界のCO2排出量は約329億トンで中国28.4%、アメリカ15.4%、インド6.4%、ロシア4.8%、日本3.5%(2015年)で、日本は2030年までに2013年度比マイナス26%の削減を計画している。
これでいくと削減計画を達したとして、日本は1.5℃上昇をいくら抑えることに貢献できるのか。
削減目標ばかり議論になるが削減効果も合わせて公表すべきではないか。そうすることにより地球温暖化対策が身近なものになるのではないか。
0 件のコメント:
コメントを投稿