今回のトランプ大統領の訪日は、トランプ大統領を最大限利用し政権の人気を高め参院選あるいはW選に持っていく安倍総理の魂胆が丸見えで、メデイアはその様子を垂れ流すことで政権に利用されていることを分かっているのか。
今回の国賓としての訪日は、ゴルフ、相撲観戦、炉辺焼き招待と異例の厚遇に続き、令和になってはじめての新天皇・皇后との会見はトランプ大統領に最大限の待遇を与え、「日米同盟は強固であること」を日本国内はもちろんのこと世界に発信した。
今のところ、アメリカのメデイアは観光旅行と報じているようだが、皇居での皇室外交の様子を見ると何か新しい外交を目指そうとする新天皇・皇后の姿が見受けられる。専門家も高評価だ。
もちろん、新天皇・皇后との初会見はトランプ大統領にとっては光栄なことであるのは間違いないが、トランプ大統領の言うように本来の目的は「日米貿易交渉」だ。大統領選も控え5月中の決着を訴えていたトランプ大統領も参院選を控えた安倍総理に気を使い「参院選後」に先送りされたが、事務方閣僚による交渉でも溝が埋まらないのに「大きな成果を期待する」という。トランプ大統領は8月に大きな発表があるとコメントしたために「何か密約でも」と野党が警戒している。
トランプ大統領の交渉術は相手方の「譲歩」が基本なのだ。だから日米貿易交渉は日本側の譲歩しかない。
参院選後に思わぬ国益を害する情報は出てくるかもしれない。その前にトランプ大統領のッイッターで暴露されるかもしれない。
念の入ったもので、米海軍横須賀基地で海上自衛隊護衛艦の「かが」を訪問するという。憲法改正9条に自衛隊を明記することと関係があるのは確かだ。既成事実を作っているのだ。
今回のトランプ大統領の訪日を安倍総理は最大限利用しようとしているが、トランプ大統領にとってはどうなのか。専門家によるとアメリカでは大して報道されていないという。
来月にはG20首脳会議が大阪で予定されているのに、多忙の中をスケジュールを調整しての来日だから利用価値はあるのだ。
大統領選を前に日米貿易交渉はトランプ大統領にとっては最重要課題なのだ。だから参院選後に先送りしても「大きな成果」を期待しているのだ。財界人との会合も開いた。
そして国際会議での安倍総理との友好関係は、そうでなくても亀裂を生みやすいトランプ外交には必要なのだ。
皇室の政治利用、政権を担うものにとっては何でもありなのだ。
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