2019年5月5日日曜日

北の短距離ミサイル発射:それでも金委員長の「立派な関係」、トランプ大統領は「味方」という

北が短距離ミサイルを発射したという。金委員長の挑発にトランプ大統領が引っかかるか。それでも2人の関係はトランプ大統領が「味方」と言えば金委員長は「立派な関係」という。

ハノイでの米朝会談失敗、中国ともも疎遠になり、ロ朝会談も大きく期待外れとなっては頼みはやっぱり米国トランプ大統領ということになったのか。そこでギリギリの線で短距離ミサイル発射でトランプ大統領の出方を見たのか。

トランプ政権も事態を把握し注視していると冷静さを欠かさないが、米朝会談がうまく運ばないと言っても、核実験やミサイル発射がなかったことだけが実績なので今回の発射をどう見るかだ。

アメリカの難しいところは金委員長に対してトランプ大統領と他の閣僚との信頼性の違いだ。他の閣僚には信頼性が全くない。反対に北も米国の担当閣僚の更迭を言い出す始末だ。

こうなったらトランプ大統領も北との交渉を打ちきるのが常套手段と思うがそれが出来ないところにトランプ大統領の置かれている立場がある。

トランプ大統領は核、ミサイルの完全撤廃、金委員長は核ミサイルを保持しながら段階的経済制裁緩和を主張する。2人には大きな隔たりがあるが、お互いに譲歩を前提にしている。

譲歩ということは完全な撤廃ではなく、重要は問題を残したままの合意だから朝鮮半島の安全など確保できない。

6か国の内で唯一会談を持っていない日本も安倍総理が「前提条件なし」の日朝会談を要求しているが北が受けるかどうかはわからない。内閣支持率を上げるためには必要な会談だがそこは北もわかっている。簡単には乗ってこないだろう。

拉致被害者家族会の代表が渡米し拉致問題解決への手助けを要求するという。政府からは菅官房長官も担当相として渡米する。

口癖のように「次は私が金委員長と直接話し合う」と言っていたが、安倍総理への求心力は弱まったか。

トランプ大統領がどう出るか。大統領選の後が注目か。


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