2019年10月21日月曜日

中古マンションは人気?:「お住いのマンションを欲しがっている人がいます」の嘘っぽいチラシ

新築マンションの供給が先細りで中古マンションの需要が高まっているのか。「お住いのマンションを欲しがっている人がいます。売りませんか」と売りを誘う嘘っぽいチラシがかなりの頻度で入る。驚いたことに入所してすぐに入ったことがある。

誘いの文面も工夫(?)されている。「航空会社勤務の人が羽田へのアクセスが良い」と言ってるとか「一度泊めてもらったらよかったので」とかいうと嘘っぽくなる。多いのは「2LDKで○○、3LDKで○○」だが「○○月末まで」と決断を急がす内容もある。

しかし、中古マンションを買うときは気をつけなければならないことがある。

物件の内容を証明する資料を要求することだ。中古物件だから特に必要だ。マンションの重要な管理項目が決められているから参考にすべきだ。購入した後で事故物件だったことがわかる場合もある。

そしてマンションの管理がどうなっているかだ。管理組合がマンション管理に積極的に取り組んでいるマンションはよく管理されているとみてよいが、管理会社にお任せのマンション管理は気をつけるべきだ。特にデべェロッパー系の管理会社は注意だ。理事会の議事録で確認することもできる。

さらに、築26~30年の物件は大規模修繕を控えている。第2回目の大規模修繕では修繕費に不足が生じ、管理費の値上げや一時金徴収がされる場合がある。タワーマンションなど高層階のマンションは途方もない修繕費がかかることがある。

そして今回の台風19号による甚大な被害が発生している。ハザードマップでのマンションの位置を確認すべきだ。

逆に買うときより売る時の方が大変だという。10年前は駅より徒歩15分内が人気だったが今は若い人も車を持たないので7分ぐらいだというし、バス通しかないのも不利になる。仲介業者は手数料で儲けるが売り手、買い手両方から手数料を得ることもできる。売買契約がどうなっているか確認すべきだ。

お互いに騙されないように売買には注意が必要だ。

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