岸田・自民党政調会長が煮え切らなかった自民党総裁選について、安倍総理の「禅譲」をあきらめ、積極的に挑戦する方針に転換したという。宏池会の復権を背負って次期総裁をめざすが従来は安倍総理の禅譲に期待していた。
でも安倍総理は目前では「禅譲」を臭わすが先の参院選では自派の重鎮に対抗馬を突き付け敗北させたり、岸田派の4人が落選する羽目になり求心力を失っていた。
先の党役員人事でも幹事長を期待していたが、望み通りにいかず政調会長継続になった。
その岸田さんが「総裁選に立ちます」「次の時代を担えるよう力を付けたい」「禅譲など規約にない」などとメデイアで発言するようになり、「目指すにはたたかわなければならない」と言い、メデイアへの露出を多くするという。
10日の予算委員会でも質問のトップバッターに立ち、北朝鮮問題ではミサイル発射問題に触れ「関係国の連携だけの対応では国民の不安や不満は募るばかり」と安倍総理のやり方を批判し、対決姿勢を見せた。さらに中東問題でも「どのように中東の安定を実現し我が国の国益を守るのか」と安倍外交に苦言を呈した。
今国会では自民党に新しい動きが出てきたのか。参院の代表質問では世耕自民党幹事長が安倍総理の国会審議で「謙虚で丁寧な対応」を促す場面もあった。
安倍総理の任期もあと2年、安倍寄り、安倍頼みの姿勢から脱却を狙っているのか。
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