武蔵小杉のタワーマンション 中央と左のマンションで 明かりが見えない 2019.10.15 午後5時半 |
住みたい街ランキングで上位を占める川崎市の武蔵小杉のタワーマンションで台風19号による冠水で明暗を分けた事態が発生した。テレビニュースで膝まで水に浸かる道路、電気設備が浸水でダウンして停電、断水に悩む住民が出てきたことを伝える。
どんな状況なのか確かめに15日午後、武蔵小杉に行ってきた。
10月15日の多摩川 河川敷からは水は引いている 丸子橋から |
私の住んでいるのは多摩川左岸、向こう側右岸がタワーマンションが林立する川崎市中原区で武蔵小杉だ。丸子橋で多摩川河川敷を見た。水はすっかり引いていたが流出物が木に引っかかったりグランドがまだぬれて泥がたまっているのが見える。
丸子橋を渡ってタワーマンションを目印に武蔵小杉を目指した。この辺は昔は田んぼで低湿帯だ。雨が降れば水が集まってくる。新しい都市開発らしく公園や緑地、マンションでは緑化がされている。これが冠水の原因の一つで表面の土が流れて排水溝を詰まらせたらしい。
土埃の残った道路 |
街の動きは普段に戻っているようだが、道路は土ぼこりで白くなっている場所もあるし、道路わきに泥が集まっているところでは作業員が除去作業をやっている。
地下からの排水作業するマンション |
あるマンションでは地下から数本のホースが出ていて排水をやっているのだろう。このマンションかどうか知らないが、地下室に設けた電気設備が浸水でダウンしたらしい。
どういうことか。ここから電気設備など重要な設備は浸水被害を考えると地上に設置すべきではないか。この設計の違いが電気が止まったマンションと電気は使えるマンションの分かれ道になった。
テレビでは住民の人が電気が止まったのでエレベーターはダメ、ポンプが動かないので断水だ。トイレ、ガスも使用が自粛されている。ガスは安全上の理由らしい。階段を使った上り下りは大変らしい。
所々まだ泥が残っている |
広い緑化が設けられたタワーマンションでは警備員か管理人か知らないが散水し泥の除去作業をやっていたが、ある人が写真を取っていたら「敷地内なので写真はだめです」と注意していた。
今回の被害の原因は排水障害だ。雨で流されて表面の土での排水溝のつまり、もっと根本的には豪雨が排水能力を超えていたか。代表的な「内水氾濫」だ。
急激な都市開発で下水道完備も遅れているのか。これからまだタワーマンションの建設の計画があるらしいが、今回の件で人気が落ちるか。
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