何だなんだ、「破棄した」、「調査はしない」と言っていた「桜を見る会」の名簿など資料が見つかったという。菅官房長官は記者会見で「調査が足りなかった」と弁解だ。考えてみれば安倍政権での不祥事が起きるたびに資料の隠ぺい、破棄を繰り返し追及を削ぐことを繰り返してきたが、今回も同じことの繰り返しになった。
前例を重んじる役人、官庁がイベントの資料を全部破棄するはずはない。必ず保管して次回のイベントの参考にし、前例を大きく踏み外すことなどしないはずだ。特に首相主催の「桜を見る会」のイベントだ。皆細心の注意を持って準備するはずだ。
それにもかかわらず、参考資料は全部破棄したとなると、どうやって準備するのか。出席者名簿など前回どうやったか問い合わせも来るはずだ。その対応ができなくなるのではないか。他省庁の推薦と言っても最終的には官邸や内閣府がまとめて主催を支援するはずだ。「破棄した」と言いながら「探してみたらあった」では格好がつかない。
何で今、存在を認めたのか。
当初は従来通り、「破棄した」「見つからない」「改めて調査はしない」とノラリクラリの答弁で切り抜けようとした。今回も同じことをしようとしたが、国民の批判が多く、野党も今国会で厳しく追及するという。オリンピックも控え国会が混乱していては世界に格好がつかない。
そこで、今回も保管されていたことを公表して収拾を図ろうとしたのではないか。首相枠の多さは誰が見てもわかる。そこは安倍総理が説明すべきだ。
最近は河井議員の公職選挙法違反、IR事業での贈収賄事件と菅派の議員の不祥事が続き、安倍さんと菅さんの関係もよくない。安倍総理の任期も近づいている。
さらには、憲法学者が「桜を見る会」での首相枠などの出席者が突出していることは全体の参加者の増加につながり「必要以上の出費を強いて国に負担を掛けすぎているのではないか」と安倍総理に損害賠償を請求する告発をした。
想像だが、検察が強制捜査に動くのではないかとのうわさでも流れて慌てて認めたのではないか。
それにしても国家試験を通って集まった優秀な(?)官僚がこんなことに雁首そろえているとは情けない話だ。
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