2020年1月24日金曜日

河井夫妻議員の公職選挙法違反の背後にあるのは安倍総理の絡む金権選挙か


何でウグイス嬢に法定上限を超える3万円の報酬を支払ったことで、8箇所の家宅捜索、20人を超える事情聴取を地検が強行したのか。河井(克行)議員は折角就任した法務大臣を辞任し、河井(案里)議員は公職選挙法違反に問われ2人ともに雲隠れした。

メデイアの報道を見ると、背後に安倍総理も絡む金権政治が見え隠れするのだ。一強独裁、長期政権の緩みが出てきたのか。だとすると安倍政権の最後は哀れなものとなる。

メデイアの報道では、夫妻の支部に自民党本部からそれぞれ7500万円、合計15000万円が仕送られ選挙資金にしたそうだ。国会開会日に登院した案里議員がそれを認め、「違法性はない」とコメントしている。

通常の選挙資金は1500万円だから対立候補の現職議員の10倍の資金だ。専門家の話ではそんなに使いきれるかという。

当時の参院、広島選挙区は2人区、自民党は現職と新人の2人を立てうまくいけば2人全員当選を狙ったようだ。現職は岸田派でポスト安倍と絡み話題になっていた。

当時の選挙運動では新人の河井案里候補には安部総理をはじめ、菅官房長官が応援に入り、岸田さんも手持ち無沙汰で不満気に参加していた。

自民党2人の立候補を許したということで岸田さんの調整力が問われ求心力を落としていった。

選挙結果は案里さんが当選、現職議員は落選した。2人同時当選はかなえられなかったが、安倍総理にとっては目の上のたんこぶ的存在だった現職が落選したのだ。内心はしてやったりだろう。

河井夫妻がうれしそうに国会内を歩く姿がテレビで放映されたが、公職選挙法違反容疑が持ち上がった。すかさず法務大臣だった克行議員は辞任した。

素人なりに疑問が残る。

ウグイス嬢への報酬が3万円ぐらいで何故、克行議員が法務大臣を辞任しなければならなかったのか。国会議員として公職選挙法違反は致命傷だ。このままでは法務大臣を続けるわけに行かないと判断したのか。

県会議員だった案里議員が何故、国会議員になったのか。人望がない。ウグイス嬢を集めるにも事欠くほどだった。

何故、安倍総理は克行議員を法務大臣にしたのか。安倍さんにとっては最後の政権だ。今までの恩を返すと考えたのか。

メデイアの報道では選挙の専門家は1.5億円という大金は普通のやり方では使いこなせないという。有権者に金品を配り票を集めたとしか考えられない。安倍長期政権でゆるみが出てきたのだ。



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