2020年1月28日火曜日

新型コロナウィルス肺炎(1):パンデミックか、「チョッとひどい風邪」か

毎日、新聞、テレビのニュース、情報番組で新型コロナウィルスによる肺炎の拡大が世界的規模で広がっているが、WHOは未だ言わない「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」バンデミックになるのか、あるいは一部専門家が言及している「チョッとひどい風邪が流行っている」と見るのか。

インフルエンザの季節に今年は新コロナウィルスによる肺炎が重なった。拡大をどう見るか、悩む。

寺田寅彦博士がその随筆で「正当に恐れることの難しさ」を説いている。決してパニックになってはいけない。死者の数だって多くはない。ただ人から人への感染が広がっているらしい。

今をどう切り抜けるか。本当に「チョッとしたひどい風邪の流行」で冷静に対応できるか。

発生場所が隠ぺい体質の中国、武漢での発生だ。正しい情報が伝わらないことが問題なのだ。習政権の長期政権へのメンツもかかっている。下手をすると求心力を落とし、長期政権どころではない。

新聞報道によると、昨年1212日に原因不明の肺炎患者が出たとわかったが、「口止め」され、年末にインターネット上で感染確認が報じられた。政府は「新たな症例はない」とひた隠しだ(朝日新聞2020.1.28)。

感染者、死者の数も中国では2800人、81人と言う。日本でも4人、すべて中国人だ。

産経新聞(2020.1.27)によると、香港大の研究でピークは45月? 感染者は44000人に達するだろうと予測されている。6月過ぎから減少に向かうという。WHOにも報告したと言う。

でも甘いと見る人もいる。先のコロナウィルスによるSARSは発生(200211月)から終息(20037月)まで8か月かかったという。

だとしたら、東京オリンピック、パラリンピックの期間中、準備中も含め新コロナウィルス感染患者との闘いではないか。その前にWHO,IOC、JOCはどう判断するのか。

習主席は「蔓延を封じ込め」と指示を飛ばす、武漢は「封鎖」され、いつもの事故と同じように李首相が現場に入り政権上げて取り組んで居ることを国内外にPRする。

WHOは事務局長が北京に入ったという。先にパンデミックの宣言をしなかったのはあらかじめ習主席がフランスやドイツの首脳と電話会見しパンデミックスの宣言を回避したためではないのか。今回の北京訪問で新たな展開があるのか。

日本も遅まきながら(?)日本人救出にチャーター機を武漢に飛ばすという。フランス、アメリカも同じ動きだ。「指定御感染症」の指定もされ、万全の体制なのか。

それにしても中国の不衛生は問題だ。タケネズミ、アナグマが滋養強壮で生きたまま売られている。市場で人間に移ったのだ。そして人から人への感染も確認したようだ。

スーパースプレッダーとは1人感染で10人以上が感染することらしい。私の住んでいる町もマスクが増えた。携帯電話で話中は中国人だった。近くに民泊施設もある。公立荏原病院は患者収容医療機関になった。


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