2020年1月24日金曜日

安倍総理や河井夫婦、菅原、秋元各議員の辞職?:地元有権者や後援会の意向次第か

首相主催の「桜を見る会」の私物化、首相枠での招待者疑惑、そして夕食会に関わる政治資金規正法違反に関わる安倍総理や公職選挙法違反の疑惑が出ている参議員や法務大臣を辞任した河井夫婦、経産相を辞任した菅原さん、そして贈収賄罪で逮捕された秋元議員など安倍政権は末期状態かもしている感がする。

ところが説明責任はおろか、議員辞職もせず雲隠れをしていたが、国会の召集で仕方なく顔を出す羽目になり憔悴した姿をテレビの前に晒した。

どうしてこういった議員を辞職させることができないのか。

大臣が辞任すれば安倍総理は「任命責任は私にある」「ご本人が説明責任を」と繰り返すばかりだ。自らの不祥事では「できる範囲内で説明している」と言うが、証拠資料である招待者名簿は早々と「管理期間が過ぎたので廃棄した」と言うが、内閣府の残っていた。それでも「ないと聞いている」と強弁する。

問題議員も記者から「説明を」と要求され、「今、弁護士と相談中」とその場をしのぐありさまだ。自分がやったことをどうして弁護士と相談しなければならないのか。

恐らく雲隠れしているとは言うが、地元有権者、後援会の幹部と連絡をとり合っているはずだ。後援会幹部にしてみれば自分たちの利権のためには議員は必要だ。止めさせたくはないだろう。

小渕優子さんが経産相の時、地元で政治資金規正法疑惑が出た。私も群馬県政に波及する不祥事が出るのではないかと注目していたが、後援会を仕切っていた現役の長野原町長が「責任はすべて私にある」と辞職し名乗りを上げた。特捜部も早々と家宅捜索したが、パソコンはHDがドリルで穴があけられ資料が破壊されていた。でもどこか支援者のパソコンには保管されているはずだ。なければ明日から政治活動ができないではないか。

小渕さんは「わからないことが多すぎる」と大臣を辞職したが、すぐの衆院選でトップ当選でみそぎを済ませたという。メデイアは小渕は当確と早い時期から報じていたが、苦境に立たされると後援会は強くなる。婦人部は「落選させない」と頑張ったのだ。

その時、現群馬県知事の山本太一さんや中曽根さんの孫が群馬5区から出る話があったが、自民党本部が認めなかった。

昔、いつだったか忘れたが、疑惑の議員を出した選挙区でテレビのインタビューを受けた年配の女性が「こんな議員を国会に送ったことを恥じる。申し訳ない」と答えていたことを思い出す。

すべての有権者がこういった考えなら再び国会へ戻ることはできないのだが、実際にはこうではないのだ。不祥事を起こしてもみそぎを済ます。

でも、今回は安倍総理自身、菅官房長官、二階幹事長と政権、自民党中枢の役職者がかかわっているのだ。責任を取りたくないだろうから「嵐が過ぎるのを待て」と様子見ではないだろうか。

だから粛清など出来るはずがない。

それにしてもひどい安倍長期政権になったものだ。偏にこれが国民の政治レベルなのだ。

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