コロナ対策で思うようにいかず、体調不良で政権を放り出した安倍さんが自民党最大派閥を抱えて表舞台に出てきた。新型コロナ対策で後手の批判を受けながらも「ワクチン接種推進」で押し通し、今その成果が評価されだした。
「聞く耳を持つ」「成長と分配」で新しい資本主義を訴えて政権お座に着いたが新型コロナ、オミクロン株対策で油断したのか、ワクチン接種に右往左往し「後手後手」批判が内閣支持率を落としている。
朝日新聞(2022.2.220の世論調査では「支持する」は前回の49%から45%に下がり、「支持しない」が21%から30%に上昇、女性、無党派層にその傾向が出ている。
指導力も「発揮している」が34%に対して「発揮していない」が53%と上回っている。ワクチン接種で後れを取り、国会審議でも野党の質問に「検討します」発言が目立った。
何時も世論調査では「支持する理由」が亜上げられ、「他に良い人がいない」「他よりもマシ」の選択肢があったが、まだ岸田政権は発足4ヶ月で世論調査では選択肢に上っていないのか。それでも自民党支持が30%台なので自民党は安泰なのだろう。
そんな中で、自民党内で、菅待望論が出てきたのか。動きが怪しくなってきた。
安倍政権、菅政権、岸田政権を比較してみた。
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安倍政権 |
菅政権 |
岸田 政権 |
政権発足 |
3年続いた民主党政権から政権奪取 |
安倍さんから禅譲 自民党のほとんどの派閥が支持 |
二階幹事長が国会議員だけの投票を考えたが、早めに立候補表明、流れを変えた。 対抗馬の河野さんの政策にブレが目立ち「安定」を期待されたか |
主張 |
アベノミクスで異次元の量的緩和策打ち出す |
アベノミクス継承 |
自民党幹事長人事改革 「成長と分配」重視、中間層の育成 |
結果 |
円高→円安、株安→株高で‘政権基盤強化 |
経済再生に留意 しかし、総務省の特定業者との癒着問題で批判を受ける |
まず経済成長→儲けを分配 経済界へも「賃上げ」要請 |
対コロナ |
人流の7割カット、アベノマスクは不評 最後は思うようにいかず政権放り出し |
緊急事態宣言、まん延防止措置で右往左往 後手の批判を浴びるが「ワクチン接種」を重視 |
オミクロン株を甘く見た。菅政権での担当、スタッフを更迭か。 ワクチン接種もうまくいかず、支持率を落とす |
現在 |
体調が良くなったのか、いつの間にか表舞台に。自民党第一派閥の安倍派の領袖に。 憲法改正を推進、有事の際の危機管理は菊に値するか |
持論の「縦割り行政打破」を訴える。 もう一度菅政権を期待する動きもあるのか、菅派結成の動き? |
宏池会復興の責任は思い 旧宏池会メンバーをどうまとめていくか、 それよりも参院選を勝ち抜けるかどうかが問われるか |
確かに1年間では菅政権の評価も難しいか。しかし、菅さんには官房長官時代の強権主義には反対が多いし、安倍政権時の不祥事に対する責任もある。
自民党周辺では「菅再び」の動きもあるだろうが、本人は「否定」している。河野さんがリベンジに燃えている。また世論調査で「この中から誰が首相に相応しいか」の設問で河野さんお名前が出てくるのか。巣がさん藻で津市、岸田さんも出るか。
「本当に今よりマシな人はいない」のか。
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