ミサイルなど高度な兵器を使用しての戦争は人的、物的両面での経済損失が大きい。たとえ勝ったとしても互いに損失を被るのだ。ロシアはウクライナのNATO加盟阻止、中立化、国境の安全保障(国境線の不備)歴史的にウクライナへの執着などでプーチンは政権転覆、傀儡政権樹立を目指し侵攻した。
ウクライナはロシアのミサイル攻撃で飛行場の防空網、重要施設の破壊、標的ではないというが高層アパートなど住居の破壊でテレビ報道を見ていても甚大な被害だ。
ウクライナは15万人の避難者、死者00人負傷者1120人を出しているが500万人が避難民になるという。以前なら旧ロシア人で同胞を国民生活を脅かしているのだ。
ロシアだって本土を離れたベルラーシ、ウクライナ、黒海周辺に20万人もの兵士と軍備を派遣し侵攻をしている。簡単に陥落するだろうと思われていた首都キエフへの進軍が進まない。さらに兵力を増強する。被害も被っているようだ。戦車が破壊されている。しかし他国での戦争なので本土の被害はない。
しかし、ブーチンは「侵略者」としての汚名、ロシア国内でも「戦争反対」のデモが起きている。
言われているように、国内経済疲弊で立ち上がる批判を外交、安全保障、領土問題で国民の目をかわし、長期政権の基盤強化を図ったのだろう。
ウクライナも簡単には根を上げない。ゼレンスキー大統領は自分や家族が拘束される覚悟だ。国民に結束を訴えている。アメリカ、ドイツが兵器増強に協力すると言うから長期戦になるか。
大国(?)ロシアがウクライナに手こずっているという評価は大きな損失だ。
一時ウクライナが会談を申し込み、ロシアも応じるかに見えたがウクライナの条件に不満で、破棄をウクライナのせいにする。すべて悪いのはウクライナと言うことだ。
ゼレンスキー政権を倒すというが、民主化も進め、支持率も40%台、コメディアン出身と言うがそれなりに支持は得ている。プーチンは軍部にクーデターを煽るがどうなるか。プーチンはNATO加盟に反対しているが、こういうことになるとかえってNATOへの加盟、EU加盟が進むのではないか。
プーチンの目論みは今回、逆効果になるのではないか。
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2014.8.23掲載
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