2022年2月21日月曜日

緊迫するウクライナ問題は、プーチン大統領のマッチポンプか

 

緊迫するウクライナ問題を新聞報道内容から見ると、どうもロシアのプーチン大統領のマッチポンプではないかと思うようになって来た。プーチンの独断先行に欧米諸国が振り回されている感じだ。しかし、考えられているようなウクライナ侵攻が始まると大変な事態になる。 

プーチン大統領は武力による威嚇行動で何を得ようとしているのか。 

国内では経済は疲弊し、人気もかげり気味、民主化リーダーを抹殺し、民主化運動を抑え長期政権の基盤を強化するには外交で点数稼ぎする必要がある。

それが国境周辺でのNATO拡大の阻止、欧州経済への歩み寄りのEU化の阻止にあるのではないか。

そのきっかけが、ウクライナ東部の政府軍と親ロ派の紛争だ。ウクライナ政府軍が侵攻しようとしていると批判すれば、ロシアがウクライナ侵攻を企てていると応酬する。

ウクライナは今、NATO寄りと見るが、クリミア紛争以前はウクライナのNATO加盟賛成は20%、反対80%だったが、今は賛成50%以上、反対20%でプーチンが騒ぐ前は目新しい動きはなかったが、クリミア半島占領で逆の結果になったという。ロシアの試みは逆効果になったというのだ(朝日新聞2022.2.21 「ロシアの試み東西分断に「逆効果」 ウォロデイミル・フェセンコ氏」。 

プーチン大統領の個人的ご都合主義に振り回されている欧米外交ではないか。中国の習主席も同様で、独裁長期政権を目指す政治基盤強化の一環ではないか。

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