エントロピーは低い方から高い方へ流れる熱力学第2法則は我々が住んでいる地球環境を支配する物理法則だ。地球温暖化も人為的かつ自然現象的条件でCO2が増加し地球大気温を上昇させている。逆は無理なのだ。
20年以内に産業革命前からの平均気温が1.5度上昇する可能性があるというが、今1.1度上がっている。各国が1.5度に抑えようとCO2排出量の削減目標を掲げているが、目標を達成したとしても今世紀末には2.7度上昇が予測されている。
今回発表されたIPCCの報告書によると熱波や豪雨の異常気象の増加、熱帯生息の生物の北進、さらには食料、飲料水の確保が厳しくなれば人類の生存にも影響する。すでに33~36億人の弱い立場の人が被害を受けているという。
地球温暖化対策では巨額な資金が技術開発に投資されているし、COPが開催されるたびに新興国は先進国に経済支援を要求し、カネの奪い合いになる。先進国にしてみれば国内で対策を立てつとともに新興国へ経済支援だ。
しかし、問題は削減目標を完全に達成しても大気の平均気温を下げる可能性は低いのだ。
やっぱり、私たちの生活を支配している物理法則、熱力学第2法則から考えてエントロピーは最大化に向かっているのだ。気温は上がり続ける。今は間氷期で寒冷化に向かっているというのだが・・。
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