2022年3月28日月曜日

「プーチンの権力の座」発言は、バイデン大統領のあいまいな姿勢を打ち破るか

 バイデン大統領のワルシャワでの発言で「プーチンは権力の座にとどまってはいけない」という発言がアドリブで出てきたというが、米メデイアは「深刻な失言」とエスカレートを心配、早速ロシアは「大統領を決めるのはロシア国民」と反論する。 

今回のウクライナ侵攻はプーチンのやりたい放題で、米国は世界戦争回避のために「及び腰」の感があったが、この発言でバイデンの考えがはっきりした。拍手を送る。

ゼレンスキー大統領やウクライナ国民は「民主主義を守る」と徹底抗戦で成果を出しているが、「民主主義vs専制主義」の戦いと言い出したのはバイデン大統領だ。そのバイデン大統領の変わりにゼレンスキー大統領が専制主義のロシアと戦っているのだ。

今回のウクライナ侵攻で米国は軍事的行動は避け、兵器の供与と経済制裁でロシアと対抗している。後々で反省点になるだろう。 

ところが、露軍の士気の低下、兵站の問題でキエフ制圧も出来ず、逆に露軍を押し返す結果が出てきた。ここに来てロシアは「第一段階は完了」と「ドンバス地方の解放」に言及した。国内向けに「負けてはいない」ことを発進したのか。

バイデン大統領のワルシャワ訪問にあわせてリビウにミサイル攻撃をした。地上戦ではなく、クリミアからのミサイル攻撃だという。ロシア兵の死者は1万人を超え、この事実が分かるとロシア国内の力のある「兵士を守る母の会」が反戦運動すればプーチン政権にとっては痛手になる。

そのほかにも政権の要人が辞職したり行くへ不明になったり、経済に不安を抱えるロシア中央銀行の総裁も辞任を申し出たが慰留されたという。テレビ報道でも議会で政権批判が出てきたらしい。 

追い込まれたようなプーチン大統領が始めた戦争だ。収束に向かうのにはプーチンの考え一つだ。一方のゼレンスキー大統領は積極的な提案で停戦を狙っている。情報戦も交えてゼレンスキー大統領が優勢だ。世界中の支持を集めている。 

プーチンがこのまま強情を張れば、停戦後の世界での立場がもてるのか。プーチンとテーブルを同じくすることを嫌っている国も出てきている

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