ロシアのウクライナ侵攻、FRBの利上げ、日ソ関係の悪化などの要因で円安が進んでいる。22日には121円台を付け、コロナ感染が再び拡大、赤字財政が続けば更に125円台までになるという。
民主党政権から安倍さんが自民党に政権を取り戻す時、リフレ派の主張する異次元の量的緩和で市場にカネを流せば円高から円安になると総選挙で訴えた。
自民党政権になり日銀総裁も更迭し異次元の量的緩和を強行した結果、円安で輸出産業を中心に業績が回復、雇用も改善し、安倍元総理は絶大な(?)支持を得た。
物価上昇も2%を目標に日銀は量的緩和策を強力に進めたが、9年たっても未達で、黒田総裁の任期もあと1年となった。岸田政権がどう対応するかはっきりしないが、リフレ派政策委員に替えて緩和縮小派【?】の政策委員を日銀に送り込んだことで金融政策転換も期待できる。
物価上昇も未達、賃上げも伸びないでは景気の好循環は期待できない。
ここ30年間で賃金の伸びはたったの4%、先進国でも低い。韓国にも後れを取っている。そこで安倍政権以来、経済界に賃上げを要請しているし、岸田政権は「成長と分配」を公約に掲げた。
経済に活を入れるために赤字財政が続く。107兆円の一般会計でも赤字国債は36兆円超え、PBの黒字かも先送りだ。
FRBが利上げをすると円安が進む。円売りドル買いだ。日本の購買力も67.55と50年来の低さという。
国、地方の借金は1000兆円を超え、対GDP比200%を超え、先進国一の悪さと言う。
どう見ても円が「安全資産」とは言いにくい。
日銀が今後、量的緩和策をどうかじ取りするか。ちゅうもくだ。
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