2022年3月10日木曜日

どうなるウクライナ問題(11):米は戦況分析を誰にしているのか、プーチンにか

ウクライナ侵攻の情報をメデイアの報道で知るが、意外にロシアが苦戦している。作戦の稚拙さ、ロシア兵の士気、燃料、食糧補給の兵站の問題があり首都制圧が遅れているという。

情報統制しているプーチンロシアもこれら情報はメデイア報道で得やすい。プーチンはこれらの情報から次の作戦を考えていてもおかしくはない。

今、ウクライナ情勢は米国の情報から得ることができる。

人間回廊の状況、キエフ、マリウポリなど主要都市はロシア軍が包囲し、退避が進んだ後、本格的攻撃を始める。キエフ制圧には3方向からせまり60km地点まで来ている。24~96時間以内に攻撃か。プーチンは遅々として進まぬ侵攻に怒り狂っている。攻撃は厳しいものになるだろう。

米国はこういった情報を公開している。普通戦争なら作戦上伏せておく内容ではないか。逆に積極的に公開しけん制しているのか。

米国議会、CIAなどの諜報機関の得ている情報は秘匿すべきではないのか。今は、公開することによりプーチンに利用されている状況と思える。

米国は直接参戦はしない。EUも大国ロシアを相手に戦いを挑むつもりはないらしい。核兵器使用による世界大戦を恐れている。

また、ロシアが天然ガスなどの重要な輸出国と言うことで国内のエネルギー問題も絡んでくる。ドイツも腰が引ける。

逆に我々はロシア国内の情報を得ることができない。反戦運動での逮捕者、店頭前の長い列、ロシア国民の生活がどうなっているかなど知りえない。

米国は一方的な戦況分析を公開すべきではないのではないか。プーチンは楽して情報を得ていることになる。


 

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