安倍政権から続く日銀の「異次元の量的緩和政策」を岸田政権が見直そうとする表れか。日銀政策委員で異次元の緩和策の強力な推進者と思われる片岡氏の任期満了により高田氏を送り込む人事案が出てきた。
片岡氏は日銀の決定会合議事録や地方講演でも異次元の緩和策を強力に進める発言を繰り返していた。
非伝統的金融政策と言われ、正統派経済学者からは検証がされていないと批判を受ける異次元の量的緩和も早、9年が過ぎた。当初、黒田総裁は「2年2%」のキャッチフレーズで自信をのぞかせていたが、物価上昇2%は未だ未達、決定会合のたびに黒田総裁は「現状維持」発言で「万一の時は躊躇なく量的緩和強化」を主張し、市場を落ち着かせる戦法だ。
日本がデフレ脱却ができないのに、欧米は7~8%のインフレに悩み、中央銀行は量的緩和縮小、利上げに切り替えた。
当然のことで、ドル高、円安は日本経済を混乱させるだろう。アベノミクスも当初は円高→円安、株安→株高で日本経済も息を吹き返したかに見えたが、今は「悪い円安」など好循環の経済は期待できない。
黒田総裁も人気が後2年ぐらい残っている。任期を残して辞任すべきではないか。安倍政権時の白川元総裁は、緩やかな緩和策を主張していたが、日銀審議委員にリフレ派委員を送り込まれるのを見て任期を残して辞任した。
黒田総裁も岸田政権では量的緩和見直しと言うことになると潔く辞任すべきではないか。
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