2022年3月26日土曜日

ウクライナ兵曰く「民主主義を守る」と:EU、NATO加盟で経済成長を目指すか

 

これほどまでロシアの無謀な侵略に立ち向かうウクライナ兵曰く「民主主義を守る」と。士気の高さはここにあるのか。EU加盟とNATO加盟で民主主義と経済成長を目指すのだ。ここをプーチンは恐れているのだ。 

新聞報道によると、旧ソ連崩壊後エストニア、ラトビア、リトアニアの「バルト3国」はEU加盟を果たし、旧ソ連構成国中1人あたりのGDPもロシアを大きく引き離している。

バルト3国はEU、NATOに加わったが、物価の安定とか財政健全化など加盟条件である厳しい条件をクリアーしたという。 

ウクライナにも汚職とか経済に不安定など親ロ派政権の時には問題が多かったのだろう。ゼレンスキー政権になりEU、NATO加盟を目指すが直ぐには認められない。数年はかかるらしい。 

ゼレンスキー大統領もロシアの侵攻があって直ぐに加盟要請にサインした経緯はある。 

もし、ウクライナがNATOに加盟していたらプーチンが侵攻をやっていたかどうか。アメリカなど加盟国が結束しあたることを考えると侵攻はしなかったのではないか。 

しかし、プーチンが侵攻を始めてすでに1ヶ月が過ぎた。大方の予想に反してウクライナが抵抗し、ロシア軍は士気が落ちているという。20人いる将校のうち6人がウクライナで戦死したという。兵站を含め何かロシア側に問題があったのだろう。 

しかし、ミサイルでの無差別攻撃は瓦礫化し、街の形がなくなり、多くの死傷者、避難民を出している。世界中にSNSなどで無残な光景が報道されているがロシア国内では放映されず、プーチン政権は侵攻の正当性をプロパガンダしているが、ここに来て政権内で不穏な動きも出てきた。一枚岩ではなくなったようだ。

早く戦争を収束させるにはどうするか。

ロシアは兵站などで支障きたしているようだが、ウクライナにはアメリカやNATO加盟国から兵器の供与がなされ、優位に立っていないか。IT産業も盛んなウクライナだ。ドローンなどに爆弾を乗せての特攻攻撃などが出来ないのか。

ロシアは生物化学兵器、核兵器の使用もほのめかしウクライナやNATO, アメリカをけん制する。国際ルールなど簡単に反故にするロシアだから判断に苦しむ。 

しかし、これほど激しく破壊された街(国全体)をどう復興するのか。万一、泥沼化になり長期戦にでもなればゲリラも激しくなり復興など出来ない。戦争が終わっても避難者が直ぐに帰国できるわけではない。住む家、仕事、公共施設の整備など課題が多い。 

費用も莫大だ。プーチンの海外資産が23兆円と言う。他に今回の侵攻で資産凍結された資金で基金を作ればどうか。 

原子炉事故を起こしたチェルノブイリ原発がウクライナにあるとは知らなかった。原子炉設備の維持管理、技術力のある産業をどうやって復興するのか。 

そしてゼレンスキー大統領は今後の政策も国民投票で決めるというが、多くの国民が海外へ避難している。

収束の線引きをどこに求めるか。経済制裁をどう解除していくか。ロシアの政権はどうなるか。国際舞台へどう復帰できるか。「核保有国」と言うことでプーチンはやりたい放題だった。アメリカ、NATOは世界大戦を避けようとした。 

世界的な安全保障の問題、国連の見直しなど日本がリーダーシップが取れる分野も出てくるのではないか。

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