またSNSで遊んでいる、たかがSNSと甘く見ていたが、されどSNSだ。今回のロシアによるウクライナ侵攻でウクライナ国民が現地情報を全世界に発信するのに威力を発揮しているのだ。
ロシアがテレビ塔にミサイル発射し機能不全にしようとしたがそうは行かなかった。テレビ放送には使われているらしいが、それ以上に情報発信で威力を発揮しているのがウクライナ国民が持っているSNSだ。
現地の情報はCNNなどの記者が現地レポートしているが、ロシア軍に対するウクライナ国民の激しい抵抗運動はSNSで知ることが出来る。
ロシアのタス通信はロシア政権寄りの内容で法相するが、ゼレンスキー大統領を初めウクライナの情報はSNSや独自に発信する動画だ。同じことでも全く内容が違うし、歪曲されている。
今、一番心配されていることはザポリージャの原発をロシアが攻撃し火災が発生した事態だがウクライナの情報は火の手が上がり火災になっている様子が分かるが、ロシアでは原子炉には被害がない火災で放射能ももれていないとたいしたことではない内容を流している。
ウクライナ国民の抵抗運動も良く分かる。街中には工作員がもぐりこんで破壊活動をやっているらしい。道路に疑わしい男を這わせて取り調べをやっているシーンもあった。男は手に身分証明書らしきものを掲げていた。
土地勘に不慣れなロシア軍を困らすために道路標識ははずし、木や道路に書かれた矢印を消していたし、この下に重要施設アリの工作員の印も見ることが出来た。それらを国民が消しているのだ。
重要施設に行く道路は国民の人垣で進軍を妨害していたし、道路上でロシア兵に詰問する年配の女性の姿にロシア兵はたじたじだった。
ロシア政府は軍の施設などを攻撃しているが民間施設は攻撃していないと抗弁していたが、国民のSNS情報から民間施設を無差別にミサイル攻撃しているのだ。
男は国外に出ることを禁止されているが女、子供の避難映像には涙が出る。こんなシーンを見てプーチン大統領はどうも思わないのか。どうも思わないから侵攻をやっているのだろう。
これからどう展開するか分からないが、情況が好転することは無理だろう。何処かの時点で仲介者が入らないとウクライナとロシアだけの交渉ではなんとも出来ないのではないか。米英独仏などがウクライナに入りプーチン・ロシアの思うがままの侵攻にブレーキをかけるべきではないか。
その間もウクライナ国民によるSNS情報はドンドン発信し、ロシアの嘘の情報を打ち消すべきである。
0 件のコメント:
コメントを投稿