2015年5月12日火曜日

中国の経済成長率7%:メデイアの他の経済情報からは想像もつかない数値ではないか

中国の経済成長率が落ちたと言っても7%の数値は、メデイアの他の経済情報から考えても想像できない高い数値ではないか。世界の成長率は1%前後、OECDなどは2%成長率を目指し上乗せを要請している状況下にあって7%とは信じられない数値だ。

人口13億人、高い成長率の中国市場をにらんで戦術を立てているとしたら大きなしっぺ返しが来るのではないないか。

AIIBでも中国経済に期待して財界、親中派は政府に参加を促すが、何故か中国の主導に危険を感じる。そして南沙諸島、尖閣列島にみる領土問題での覇権主義にくみすることはできないのだ。

最近の中国に関するメデイアが報道する経済を見てみよう。

まず、相次ぐ利下げが続く。景気減速に対する金融政策だろうが一気に0.25%も下げている。中国のような計画経済で金融政策が役立つのか。

一方で上海市場に見るように金融緩和、投資マネーの環流でバブルが発生し、株価が高騰している。ご多分に漏れず何時弾けるかが問題だ。

国内の開発行為もとん挫している。超高層ビルが林立する映像がテレビ画面に映るが、街は当初の開発計画に反してゴーストタウン化し買い手がつかない状況だという。それがあっちこっちにできているというから恐ろしい。

デフォルトも発生しているようだ。国有企業の変圧器メーカーがデフォルトにかかったという。これからも多発すると見られている。

更に世界からは期待される市場と見られていたが海外資本が国外に逃避しているようだ。確か80%減といったと思う。

経済成長に力点を置くあまり大気、水質など環境汚染が激しい。河川には未処理の工場排水が排出され泡立ち、魚が浮かぶ。マスク姿と霞んで見えない街の光景はこれがGDP第2位の国のやることかと不信感が募る。PM2.5は我が国にも大きな影響がある。


国内景気後退で供給が需要を上回っている。当然に中国企業は海外を目指し競争することになる。AIIB設立も中国の主導権で海外へ展開しようとしているのだろうが、技術、品質管理では日本は優位に立つ。急いで中国と競争することは危険だ。

又、政情不安も隠せない。汚職追放に力を入れるが習主席暗殺計画もあるらしい。また学生による民主化運動も後を絶たないだろう。

中国が世界でリーダーになるためには政治体制の見直しが必要だ。南沙諸島、尖閣諸島に見る領土拡大戦略は世界の平和を率先して維持していかなければならない国連安保常任理事国でありながら自ら安全、平和を侵害する行為は許されない。

世界が人口13億人の巨大な市場を持つ中国を期待するのは理解出来るが、本当の中国の姿を見直す必要がnいか。

本当に経済成長率7%は信頼できる数値なのか。更には中国政府が発表する経済指標も同じことが謂える。

何でもありの中国に振り回されるのはごめんだ。



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