2016年6月13日月曜日

舛添知事、総務委員会集中審議:バカ丸出しの末、辞任か

舛添知事疑惑事件での13日の都議会・総務委員会の集中審議は、「名前は言えない」「記憶にない」、そして公私混同については「反省」を繰り返しノラリクラリと逃げの一手だったが、バカ丸出しの末の辞任と言うことになるのか。

議員側から不信任決議案提出、百条委員会の設置の発言があったが、何を思ったのか、舛添知事は最後に給料の全額返納、不信任案提出はリオ五輪に配慮して欲しいと懇願したそうだ。

東京オリンピック開催地の関連でみっともない事は出来ず、オリンピック後に辞任するからそれまで猶予して欲しいということか。

13日、午後2時半から都議会の集中審議があると言うことで急いで外出から帰りテレビ中継を見た。

なかなかこう言う不祥事は攻められる側に倫理感があれば何とかなる物だが、舛添さんのように倫理感にかける人間を相手にすることはむずかしい。

今回の疑惑で政治資金規正法に違反する可能性のある事項は、正月のホテルでの宿泊代か会議費かの疑念だ。攻めにくいが共産党の都議は自ら宿泊して明細書、領収書の不備を追求した。先に質問した自民党都議の要求に明細書を再発行するよう依頼すると知事に確約させた。

でも、出馬を相談する会議へ参加した出版社社長の存在は分からず仕舞いだ。舛添さんは政治家として「相手方の名前は差し控える」という。都知事出馬の政治的機微に触れると一般質問で言っていた繰り返しだ。

これがはっきりしなければ泥沼だ。舛添さんは頑なに拒否するだろう。

公用車の公私混同の乱用は、知事が「出せ」と言えば役所は拒否は出来ないだろう。コンサートや野球観戦に家族で利用したと言うが、舛添さんは「都知事として招待されたため」というが招待側の名前は言えないという。

別荘へは一人で乗り、家族はロマンスカーを利用したとも言う。乱用した舛添さんでは信用できない。何故、官僚が出て来ているのだからその時何人乗車したかを聞けば分かるはずだが。

美術品の収集の多さは目立つ。利殖に使ったことはないと言うが、全部のリストを提出するよう要求され応じていた。

危機管理など都知事としての意識の欠如の追求では反省の弁だ。確かに反省すれば終わる事案も多い。

途中でいやになりチャンネルを変えたが、後のネットニュースで給料の全額返納、リオ五輪に配慮した不信任決議案の提出を懇願した事を知った。

リオ・オリンピックや東京オリンピックなど配慮することはない。リオ・オリンピックは政変のど真ん中にあり、東京オリンピックなんて招致にワイロ疑惑が上がっている。

次期開催地の知事として現役のままで行きたいだろうが世界に恥をさらすようなものだ。

舛添さんにしてみればやっと自分の置かれている立場が理解出来たようだが、潔く辞任すべきだ。不信任案が提出され辞任するか、議会を解散しても信認されることはないだろう。


舛添さんに政治家としての生命はなくなったのだ。

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