2016年6月22日水曜日

日銀の「異次元の量的緩和」:劇薬から麻薬へ、止めようにも止められないか

日銀の「異次元の量的緩和」をどう判断するか。劇薬から麻薬になり止めようにも止められない状況になってきたのではないか。日銀は見直しの必要性を感じても「アベノミクスの失敗」と受け止められれば安倍政権はぶっ飛ぶことになり言いたくても言えない。

日銀の政策決定会合の結果によって市場は動く。日銀は期待感だけで市場を動かしていたが非伝統的金融政策で劇薬扱いだが、手詰まり状態からマイナス金利、年80兆円の買い入れ続行で今は320兆円を越え、国債価格、金利に不安が出て来た。

2年で達成しようとした2%物価安定目標も黒田総裁が始めて認めたが無理だった。就任会見時、胸を張って出来なければ辞任する、言い訳はしないと言っていた岩田副総裁は言い訳ばかりで居座っている。

FRBは金融政策の正常化にむけ利上げを狙っているが、雇用情勢が悪化(?)しているために様子見だ。その悪化も一時的と不安を消す。

一方、マイナス金利でメガバンクの経営は悪化、優先権を返上した銀行も出て来た。賃上げ要求も先行き不透明を理由に企業は足踏み状態だ。

日銀自身も経営悪化時の対策(?)として4500億円を計上したという。

日銀の政策委員はリフレ派で占められようとしている。新しく審議委になった男性に経歴詐称の疑いが出ている。能力的に疑問符が付く。

中央銀行総裁の市場との対話が要求されているが、自分の政策を弁護するだけの会見では無意味だ。

麻薬を絶つ姿勢を見せるべきだ。


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