2016年6月24日金曜日

やっぱり安倍・自民過半数の勢い?:政策の是非より安定政権を望むか

朝刊を開くと自民が過半数を確保する勢いという。有権者は政策よりも安定政権を第一に考えているのではないか。民進党支持率も15%にあがり、共産との協調も何とかなっているかと思ったのだが不安は消えない。万一野党が過半数を取れたとしても混沌とした政権しか頭に浮かばない。

安倍政権は、経済政策の成果を津々浦々まで実感させ、果実の税収増を狙う「アベノミクスの是非」、あれほどまでに次は必ずやると公約したが景気停滞を恐れ2年半延期した「消費税増税延期の是非」、消費税増税を延期したための税収減を何で賄う「社会保障と税の一体化改革」、2020年にはPB黒字化を言うが誰も不可能と思っている「財政再建」、そして言ったり言わなかったりで本気度をカモフラージュする姑息な「憲法改正」、争点は色々ある。

野党の「足並みが揃わない」ことを自民党やメデイアは攻撃するが、自公だって「憲法改正」では足並みが揃っていない。

東京選挙区の候補者のポスターに「東京から日本を変える」というのがある。日本をどう変えていこうとしているのか、選挙公報で確かめたい。

でも思うことがある。こんな強権政治の安倍政権でも他の政権に比べればマシなのだ。野党が議席を確保できたとしてもどんな政権が樹立出来るのか。安定政権を期待出来るのか。

有権者はNOと感じているのだ。野党統一政権としてシャドウキャビネットでも発表して国民に批判を仰いだらどうか。

どんなに政策を訴えても最後は安定政権を望むのだ。野党は分かっているのか。


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