2020年11月18日水曜日

後2か月、トランプ大統領は何をしでかすか:続く閣僚解任、4年後へ公約実施か

 

バイデンさんが新大統領に決定、新しい大統領の政策が議論されているが、確かなことは後2か月はトランプさんが大統領なのだ。それまでは大統領として職権の乱用もあるのだ。トランプ大統領は敗北宣言をせず、「選挙に不正があった」と主張し各州で訴訟を起こしているが不正の実態は見られず、弁護団はやめる事態になっている。

新聞報道ではウィスコンシン州では再集計に約8億円かかるがトランプ陣営の負担だという。今後どう動くのか。このまま拒否し、州議会での投票になると共和党が優勢なためにトランプ再選もあるのだ。それとも4年後の再出馬のために一波乱あるのか。 

兎に角、今回の7300万票は共和党のトランプ支持なのだ。新聞報道で騒がれているトランプさんの言動を追ってみた。 

閣僚の解任が続く。自分に忠実でない人間を解任し、すげ替えているのだ。素人だと「あと2か月の任期で・・」と不思議に思う。 

米中、台中間の一触即発の時にエスパー国防長官を解任した。トランプ大統領が軍の動員を可能にする反乱法に反対したというのだ。CIAのはスペル長官、FBIのレイ長官も解任だ。ロシアが政治介入したと主張し続けている。 

アフガニスタンでは米軍撤退で2500人に、イランでも2500人に削減するという。それが115日までで任期の最終日だ。どうしても公約を果たすつもりらしい。再選を狙うには必要なのだろう。 

エネルギー規制委員長も更迭したという。地球温暖化対策で「パリ協定」脱退した。米国の産業にとっては競争力をそぐものなのだ。 

しかし、側近連中でもブライエン大統領補佐官は円滑な政権移行を確約した。正論を吐く人もいるのだ。FRBのパウエル議長は「新型コロナ拡大で今後数か月以内に困難な状況に人る」と警告した。1日に20万人近くの感染者が増えているアメリカは一刻も早い政権移行し対策しなければならないがトランプ大統領はどう考えているのか。自分の経験から大したことはないと考えているのか。多くの死者が出ているというのに。 

共和党の識者もトランプ離れだが、有権者は共和党支持よりトランプ支持なのだ。新聞報道では「トランプは決して消え去らない。共和党にとって巨大なゴリラのよう」という。

2か月間、トランプ大統領は何をするか。「核のボタン」も持っているのだ。一時イランの核施設を攻撃することを考えていたようだが、「大変なことになる」と閣僚に拒否されたようだ。 

台湾状況はどうなるか。中国も挑発を繰り返している。一触即発の状況に近いが、中国が実力行使に出れば米国も行動を起こす可能性がある。そのときは日本も他人事ではない。 

国連安保理の調整も中国が拒否権を持った常任理事国である限り期待できない。

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