2022年7月2日土曜日

サハリン2:一片の大統領令で権益を揺さぶるプーチンを誰が信用するか

 


「やられたらやり返す」、専制独裁国家のプーチンは一片の大統領令で権益を揺さぶる。非友好国日本に対してさはりん2の譲渡命令が出たという。日本の欧米協調の経済制裁に対して日本のエネルギー問題に弱点を突いてきた。

開発当時は友好関係を保ち地下資源開発に海外資金を導入するが、非常事態になればどんな契約の反故同然なのだ。

世界的大手のエネルギー産業、エクソンモービル、シェルはすでに撤退を表明しているが、日本の岸田総理は「すぐに止まる負けでもない。契約内容をしっかり中止する」という。しかしこの開発行為は当初から「リスク」が言われていた。それでも天然ガス類のゆにゅいうの多様化を目指し経済安保を保ったのだが、こういう事態になると裏目に出る。

ロシアの北方4島占領は違法行為であったが、ロシアと友好関係を保つことの重要性から安倍政権のような対応をした。安倍総理はプーチンにいい顔をすれば北方4島返還も優位に経緯すると考えて、要請される経済支援を優先した。ファーストネームで呼び合う仲になったと思ったが、プーチンは日ソ平和条約を締結後に2島返還を言い出した。その裏では国内憲法で「領土分割禁止」を明記した。素人がみても4島は返還されないことぐらいわかる。

北方4島は軍事化が進む。当然にアメリカ本土を狙ったロシアの安全保障なのだ。今、ロシアの見方は中国だ。中国も香港、台湾、尖閣諸島で同じ立場にあり、ロシアと中国で日本周回の軍事行動を空海で起こし、日本をけん制している。

政治体制異なるロシア、プーチンと対峙するのは大変だ。一枚の紙きれで政治経済がいかようにも動かせるのだ。 「力による現状変更」は専制国家が勢力を拡大する一手法なのだ。

これらにロシア、中国の一連の行動を見て困っているのは日本共産党ではないか。日本共産党も中国ではなくロシアの社会主義と思われたこともあった。しかし、現実路線をとることにより独自の 路線を歩んでいるのか。


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