2022年7月1日金曜日

ウクライナ侵攻による「やったらやり返す攻防」で、世界の平和はどうなる

 ロシアのウクライナ侵攻による欧米とロシアの戦いは、「鶏が先か、卵が先か」のやったらやり返す攻防に発展してきた。これでは収束に向けての動きが期待できない。どちらかが敗北を認めるまで続くか。

新聞報道によると、黒海の要衝でロシアに制圧されていたズミイヌイ島をウクライナ側が取り戻したという。ロシアがウクライナ軍の砲撃、ミサイル、空爆で手を挙げたのだ。これで穀物の輸出も再開できるらしい。ロシアは「モスクワ」を失うなど黒海での優位を失ったことになる。

一方、NATO首脳会議にパートナーとして招待されていた岸田総理が「ポスト冷戦期の終わり、欧米、日本の陣営と権威主義の中ロが激しく対立する局面に入った」という認識を示したという。ロシアや中国が力による一方的な現状変更への継続に危機感を強めた。

これに対してなのか、プーチンは極東サファリンの天然ガス施設「サハリン2」の運営会社をロシア企業に分割するという。3兆ドルの投資で日本では三井物産12.5%、三菱商事10%だった。当初からこういう事態も想定されていたらしい。日本が撤退しないことに反発したのだそうだ。

ウクライナ侵攻での李氏亜に対する欧米、日本などの経済制裁に対して「ああやれば、こう突き返す」堂々巡りの抗争が続く。腹いせに多数のミサイルを撃ち込んだロシアは兵器が不足し制御のわるいミサイルを打ち込むために民間に多くの犠牲が出ている。

スウェーデン、フィンランドがNATOに加盟すればロシアとの国境線が1300km伸びる。ロシアは国境警備を強化するらしい。

G7開催期間中にキーウにミサイル攻撃するけん制をした。

欧米、NATO国衙兵器供与をすれば、その行為をけん制し、兵器貯蔵施設、輸送路へミサイル攻撃だ。

欧米がNATOを強化すればロシアも旧ソ連邦の同盟国で首脳会談するが、プーチンの思うようにはいかないようだ。ウクライナ侵攻に賛成できていない。

最近、プーチンロシアの孤独化が目につき始めたか。一方、欧米、日本はNATOにインド太平洋を加え、中国へのけん制も事欠かない。

二極化に向け、アフリカ、南アメリカへの対応も急がれている。

これでは世界平和などありえない。アメリカが動けばどうしてもロシア、中国が動くのだ。


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