トランプのプーチン批判が多くなった。今までは電話会談の度に「会談はいい内容だった」とコメントしていたが、そのたびにウクライナ攻撃を繰り返すプーチンに「融和」から「圧力」に切り替えたのか。
当初はプーチン寄りの和平案を提示しEC諸国の反対にあったが、トランプの本音はプーチンを説得し停戦にもっていき経済制裁を緩和、何らかの利権を狙っていたのではないか。
最近は「プーチンは戦争辞めない」と言い出した。トランプはプーチン説得に自らの力を過大評価していたのではないか。
ウクライナへの経済、軍事支援も曖昧な態度を示すことが多かった。プーチンはそこのところを読んで強気のウクライナ攻撃を繰り返していたのだ。
ところがここにきてトランプ大統領は「圧力」に転じた。
ウクライナ支援にかじを切ったのだ。「パトリオット」をEU 経由でウクライナに送ると言い、今後50日以内の停戦合意できないときは「2次関税」で100%をかけるというのだ。
恐らくロシアの石油を買っている中国、インド、トルコが対象か。ロシアが戦争を継続できるのは石油、天然ガスの輸出で資金を得ているためなのだ。
以前にも産油国に増産させ石油の価格を1バーレル60ドル以下に下落させることを目論んでいたが、APECは増産に協力的でなかった。60ドルはロシアの財政の基準なのだ。
これからどう動くか。新聞報道ではトランプ大統領がゼレンスキー大統領に「ロシア本土を攻撃することができるか」と質問した時、ゼレンスキー大統領は「長距離兵器があればできる」と答えたそうだ。モスクワではなく第2の都市サンクトペテロブルグ攻撃を考えているのか。
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