2016年5月12日木曜日

三菱自動車、日産傘下へ:豪州・潜水艦でフランスに負け、今度は車か

三菱自動車が日産の傘下に入ったと言う。日産と言えばフランスの国策会社ルノーの配下にある。とすると豪州の潜水艦受注競争でフランスに負け、今度は車でフランスの配下に入るのか。

三菱自動車の燃費偽装問題は、十分な釈明がなされないままに、日産が2000億円融資、3割強の株式を取得することになり日産の傘下に入ったという。

三菱自動車にこれからどのぐらいの補償が出てくるか分からないうちでの電撃傘下入りは、何か裏にありそうな気がするが、それが外人経営者の分からないところだ。

ルノーはフランス政府の支配下にあり当然、日産、三菱も支配下に入る。今のルノーは経営が悪化し日産に負うところが大きいが、当時の倒産危機に遭った日産を救済するのは外国自動車会社しかなく、ルノーが手を挙げた。やって来たゴーン社長はコストカッターよろしく村山工場閉鎖など荒治療で日産を蘇りさせた。

日本人の社長では出来なかっただろうと言われたものだ。

今度は三菱自動車が日産の傘下に入るのでルノー、フランス政府の意向は無視できない。

三菱だからグループが手助けするだろうと思っていたが、ほどほど手を焼いていたようだ。

三菱と言えば、ギャランΣ、Λが出た時は驚いたものだ。「斬新なデザイン」
は他社をぬきんでていた。価格も高かったので手は出なかった。

ゴーン社長も評判は良くない。8億円を超える年収は日本的でない。フランス政府が「高すぎる」とクレームを付けたそうだが、会社は押し切った。日産の業績が下がったときにも責任を取ろうとしなかった。他人にはコミットメントを要求するが自分には甘い。

日産は軽自動車の技術開発で期待しているようだが、他の車種はどうなるか。ブランドも消える運命にあるのか。

日本の自動車会社2社がフランス政府の支配下にあるなんて驚きだ。


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