舛添さん 政治資金規正法をクリアーしているとしても「程度の問題」ですよ

舛添さんは、政治家だから政治資金規正法を知り尽くしてやったとしてもザル法であり、要は「程度の問題」になる。１，２件政治資金収支報告書に不正記載があって修正報告で済むような問題ではない。

これほど次から次に常識とかけ離れた行為がやられていたとなると、政治家として倫理の問題だ。都知事としてこのまま職務の遂行を許される限度を超えている。

あらゆる質問に対して、収支報告書に記しているのだから「第三者による厳しい目で見てもらう」答弁を繰り返す舛添さんに政治家として自分の考えを述べる責任を感じられない。

政治資金規正法に精通した弁護士に調査を依頼するということは、ザル法である政治資金規正法に照らせば自分のやったことはクリアーしているとの自信があるのだろう。

おまけに、その弁護士は自分が選ぶという。依頼人の利益に沿った判断をする弁護士に調査を依頼するなんて公正さを欠く結果になる。

舛添さんは今まで「精査して」と口癖だったが、弁護士のアドバイスで「第三者による厳しい目で見て調査して欲しい」一点で今日の記者会見を切り抜けるつもりだったのだろう。

とてもじゃないが「精査して記者会見で報告する」とはとても思えなかった。

無理筋な屁理屈で逃げた前回の記者会見、そして今回の「第三者・・・」発言の繰り返しは「説明責任を果たした」ことにはならない。

そういう人間が知事の職務を継続する事に違和感を抱かざるを得ない。お粗末な人間性を丸出しにした記者会見だった。