ロシアのジョイグ国防相がプーチン大統領に戦況報告しているシーンが21日のよる、民放情報番組で流れるのを見て、やっぱりプーチンは「勝利を信じている」ようだ。時には余裕を見せ、「国際法に沿って命は保証する」と言い出したが、それでもプーチンは「戦争犯罪人」に変わりはない。
プーチンは「製鉄所の攻撃は止めろ」「ハエが通らないように封鎖しろ」と支持し、事実上ロシア支配を匂わす。
一方で、今までの兵士の苦労に「ありがとう」という。
「国際法に沿って命は保証する」とはどういうことか。ブッチョなどの惨状、街の壊滅的無差別殺人行為を繰り返すロシア軍のTOPとして何を言っているのか。製鉄所に籠城する2000人ともいわれる兵士を含む民間人の命を守るとでもいうのか。
ロシアの戦術が変わってきた。キーウの制圧はあきらめマリウポリの制圧にかかったが、抵抗も激しく封鎖することにより「解放」したというのか。そこで今度はドンバス地方で親ロは武装集団が支配する2州の開放に兵力を集中するのか。
ロシアの開放に対して、ウクライナは反論している。
マリウポリ市長らは、環境が厳しい、支配されている、人道回路で退避を企てても阻止される、とにかく人数確保にも停戦が必要という。人命の保証だ。
ロシアもこれまでの戦いで25%の兵を失っている。兵士の士気も落ちているという。嵩む戦費も問題だ。経済制裁を受けているとはいえ、天然ガスなどはまだEUに送っている。
とりあえずの5.9勝利記念にはマリウポリの「解放」、アゾフ連帯を封じ込めたと戦果をアピールするのだろう。
ロシアの今回の「解放」宣言はプーチンの国内向けプロパガンダとみるのが正しいか。
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