2022年4月17日日曜日

どうなるウクライナ問題(24):「やられたらやり返す」では侵攻目的が曖昧にならないか

 よく練られた「戦争犯罪人」プーチンのウクライナ侵攻だったのか。地上戦でロシア軍に被害が多く出ると見れば遠方からのミサイル攻撃で街を瓦礫化、復興の目途も立たない焦土作戦地なる。

ウクライナ軍による旗艦「モスクワ」の沈没は誰が見てもプライドを損ね、今後の戦術の見直しが必要になる。一方「やられたらやり返せ」でウクライナの兵器工場、ミサイル製造所をミサイル攻撃した。

撤退したと思っていたキーウへも再攻撃をは秘めた。化学兵器使用の疑いも出てきたらしい。ロシア兵撤退後にガスマスクが放置されているテレビ画像を見た。「戦争犯罪」を一層強化する証拠だが、使ったという証拠集めは無理か。

戦術転換の前にはウクライナがやったと偽旗作戦でロシアの行為を正当化する。

何をするかわからないプーチンに対して米欧、NATO所得は腰が引けている。兵器供与、戦費の支援にとどめていたが、ロシアは兵器搬入も攻撃対象にすると脅す。

報復措置、権勢は逆にロシアの劣勢をあらわにする。最後のあがきは核兵器の使用による無差別攻撃か。日本は経験した。広島、長崎への米国の原爆投下だ。

何を思ったのか岸田総理はG7の開催を広島で予定している。プーチンを特別招待したらどうか。

ロシアの国内世論も反戦で高まるのを防止するためにメデいア規制を強化、ロシア軍に不利なニュースは罰せられるという。

経済制裁がどの程度効いているのか。年代によって評価が違うようだ。しかしロシアは天然ガスという強力な武器を持っている。ドイツは天然ガスの輸入を継続しロシアの戦費確保に協力しているとして批判が高まっている。段階的に削減していくにしてもエネルギー政策はどうなるか。日本も他人事ではない。

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2022.4.4掲載

プーチンのウクライナ侵攻を作用・反作用の法則で見る yamotojapan.blogspot.com/2022/04/blog-post_4.html



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