なんでそんなにデジタル化を急ぐのか。教科書までデジタル化の動きだ。学校教育法の一部改正でデジタル教科書の使用が課題になって来た。中央教育審議会がデジタル教科書の本格導入で議論している。
そのワーキンググループで米・ペンシルバニア大の後藤教授が重要な指摘をしている(読売新聞2022.4.26)。
教授によると、情報を記憶したり、推測したりしながら分析的に必要があるときは「紙」の方がパフォーマンスが高いという。
確かにそうだ。紙の教科書の場合、気を付ける場所にマーキングしたり、チョッと書き加えたり、何ページからの関連などページをめくり返して確認していく方法は「紙」の場合が便利だ。
確かにデジタル端末の場合も似たことができる。量販店で店員さんと議論したことがある。
しかし、教科書ばかりでなく、普通に専門書を読んでいるときには「紙」の方が記憶に残しやすい。他の専門書を読んでいて、この項は他の専門書でどう記述しているか確認するために本棚で容易に探すことができる。
IT分野に力を入れようとしていることはわかるが、子供の時から端末に力を入れる必お湯があるのか。
学びの質、量を向上させる目的もあるだろうが、教科書は「紙」でデジタル教科書は補助的教材であっていい二ではないか。
学校教育は「紙」と「鉛筆」だ。ページをめくりながら記憶を深めていく。それしかない。学校の先生だって準備などで大変ではないか。
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