2022年4月1日金曜日

プーチン大統領 これ以上強情張るとロシアは潰れるぞ

 

これほどまでウクライナに壊滅的被害を起こし、ウクライナ人に多くの死傷者、避難者を出す結果にどの程度把握しているか分からないが、ウクライナのゼレンスキー大統領との会談も「その条件が熟していない」とイタリアのドラギ首相に言ったという。 

停戦交渉で、今後は首都キーウから東部に戦線を移すというがキーウ周辺での戦闘も続き、兵も撤退していないという。米英の国防省は再編成しているという。今後も首都攻勢があるという。

プーチンの強気な姿勢にもかかわらず、海外ではプーチンピンチの情報が流れる。正確な戦況を上げていなかったためにウクライナ攻略にてこづって言い、軍部とギクシャクしているらしい。政権内部、軍内部でもプーチンのやり方に反感を持つ要人も増えてきたという。

抹殺かクーデターの可能性もあるらしい。そのためか最近、秘書やガードマンを変えたという。諜報機関や特殊部隊がプーチン拘束を目論んでもプーチンの身辺の情報が入らなければ実行できない。プーチンは警戒しているのだ。 

世界一の核兵器所有を背景に旧ソ連邦の復活を目指す異質な歴史観から旧同胞であるウクライナへ侵攻し主権を親ロ派に取り戻そうとする。しかし、「国を守る」「民主主義を守る」ウクライナ人、ウクライナ兵の士気は高くプーチンに負けてはいない。

ゼレンスキー大統領の「今が会談のチャンス、遅れると世界戦争に」とプーチンとの会談を提案するが拒否らしい。戦況が優位でないと会談も出来ないのだ。そうなると泥沼化、長期戦になる。

ウクライナは瓦礫化が進むが、ロシアは経済的に大ピンチだ。世界を敵に回しての戦争なのだからこのままでは「ロシアは潰れる」運命にないか。 

資源大国とはいえ、経済規模は小さい。GDPは11位で170兆円、中国の役10分の一、韓国以下だ。それなのに1日あたりの戦費は2.5兆円といわれている。しかも、ルーブルが大きく下落しロシア国内はハイパーインフレの危機、デフォルトも現実化しそうだ。

著名な経済学者のクルーグマン教授が「戦争するリーダーは算数に弱い」と言ったことがあるが、正確な情報を受けていないとはいえ、プーチンはそういうリーダーなのだ。 

世界的地位も揺るいでいる。プーチンが大統領でいる以上は、国際会議でも「同じテーブルには着きたくない」という機運は高まるだろう。 

ロシアの今後を考えた時、プーチンは一刻も早く辞任すべきだ。それがロシアを助けることになる。ウクライナは全世界が支援をしている(中国、インド、北朝鮮、ベルラーシなどは別として)。

 

 

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