これほどウクライナ侵攻の戦況がテレビの情報番組で詳細に解説されると、素人でも一端の戦術家になったつもりになる。力のバランスで劣勢と見られていたウクライナへのロシアの焦土作戦は 第一段階としてキーウ撤退、東部ドンバス地方の制圧に全力を尽くすという。ロシア劣勢と見た。
陸上での戦闘でロシア兵の死者数を減らすためにキーウなど主要都市の壊滅に黒海から弾道ミサイルを撃ち込んだという。何故、ウクライナは反撃できないのかと思ったが、その艦艇はクリミア半島の突端に入るらしいので攻撃を控えていたかと思った。
ところが昨日あたりからロシア黒海艦隊の旗艦である「モスクワ」が撃沈されたというニュースが流れた。ウクライナが巡航ミサイル「ネプチューン」2基を発射に命中させたと言えば、ロシアは火災で弾薬が爆発し大きな損傷が出、沈没したという。戦時下での火災事故、旗艦「モスクワ」の沈没はロシアのプライドを傷つける。
一方、ウクライナにしてみれば自国開発のミサイル「ネプチューン」での攻撃の成功例だ。ウクライナの技術が優れていると思っていたがその通りだった。
これを機に戦況が変わるか。
ウクライナは今、攻撃型の兵器の提供を求め、米、NATO諸国が応じている。米軍などが訓練に協力している。実戦に向かうのも時間の問題だ。早く配備することが重要だ。
特にマリウポリの戦況は厳しく、米などの調査機関は「陥落も時間の問題」とお手上げの状態だというが、本当にそうか。ウクライナには米国などの特殊部隊が潜入している。キーウから撤退させたのも特殊部隊の力だというが、ロシアも「荒くれもの」の特殊部隊が不法行為を切り返している。
また、ウクライナがロシア領内の街を攻撃したという。本当か。集中すべきは北部でなく、東部ではないのか。容易に納得はいかない。逆にロシアが攻撃されたという口実に使う偽旗作戦の臭いがする。
戦費もバカにならない。戦況が北部に集中しているときはロシアから遠かったために兵站なども入れて1日2兆円と言われていた。GDP170兆円の経済規模のロシアにとっては厳しい財政事情だが、い経済制裁とはいえ、未だロシアの天然ガスに頼っている欧州だ。
戦争犯罪人・プーチンは5.9を目指し成果を上げようとしている。
ウクライナの最新兵器の提供要請、戦費要請は「民主主義を守るために手を貸してくれ」とのメッセージだ。
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