2022年7月10日日曜日

安倍元首相襲撃事件を見る:警護に重大な欠陥があったことは確かだが、自民党にも問題が

 8日の奈良での安倍元首相襲撃事件での視聴者やメデイアの事件現場の写真、動画が公表され容疑者らしい男性が安倍元首相の後方で周囲を警戒している姿も映っている。映像をそれなりにみると「怪しい」と思うが、現場の警察官には認識できなかったのか。

安倍元首相の背後の警備が手抜かりだったという意見もあるだろうが、2発目の発砲後容疑者が抑えられているが、6~7人の警察官が集って抑え込んでいる。決して警察官の配置が少なかったとは言えないのではないか。

しかし、こういう襲撃事件の時は、1っ発目の発砲があったとき、警護は安倍元首相を地面に押し倒し覆いかぶさることが第一ではないのか。あるいは腰を低くして避ける。

新聞などでは一発目と二発目の間に3秒あったという。近くに警察官がいればできるはずではないか。

奈良県警本部長の記者会見は悲痛な表情で「遺憾の極み」という。同感だ。今後は訓練、警備に油断がなかったか、急遽の奈良訪問で準備不足などが検討されるだろう。本部長は辞任するだろう。

しかし、自民党側にも問題がなかったか。ご都合主義で警護側を振り回すことだけはやめるべきだ。

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