なかなか共産党の加わる野党共闘はむずかしいようだ。立憲民主は共闘を許すも国民民主は拒否する。考えてみれば国民民主は保守系の政党だ。共産アレルギーがあるのだ。
しかし志位委員長は共産党も参加できる政権のことを考えて、自衛隊、天皇制の存続を認める現実路線を打ち出してきた。「政策の異なる野合」と自民党などから批判されることを避けるのだろう。
自民党だって下野した時は政権奪還に他の党と野合を汲んだことがある。
それにしても共産アレルギーは大きいようだ。民主党政権時に当時の仙石官房長官が共産党のことを「暴力装置」と発言して人揉めあったことに驚いた。
フランスやドイツでは政権与党を揺さぶる野党連合の勢いだ。政権与党の他に野党が1~2党で政策論争し、政権を揺さぶっている。
日本の政党は多すぎないか。既成政党から離党し新党を立ち上げ弱小政党の乱立だ。野党に保守系が混じると混乱する。
でも自民党に近寄るとの着こまれる。政策提言を言うが、政権に取り込まれると存在価値がなくなる。国民民主もその運命にないか。
社会党は政権に参加し理念を変えたために存在意義がなくなり社民党は選挙のたびに議席を減らす運命にある。
そういった面では共産党は強い。調査力もあり、国会の委員会の質問を聞いていても説得力がある。
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2022.5.28掲載
共産党こそまともな政党:野党連合政権樹立に期待できないか yamotojapan.blogspot.com/2022/05/blog-post_43.html
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