2022年7月22日金曜日

どうなるウクライナ問題(45):ウクライナへの解決の道はあるのか、

毎日新聞を広げるとウクライナ情勢が気になる。欧州で唯一の理解者だった英・ジョンソン首相が辞任した。ゼレンスキー大統領にとっては気になるところだろう。しかし、何か陣取りゲームのようになってきた。ロシアは東部、ウクライナは南部での攻防となるらしい。

兵器もいろんなのがあるようだ。ウクライナ軍はロシア製のミサイルでロシアの移動式レーダーを破壊したという。

ロシアは最新兵器が底をついたのか、旧式のミサイルで攻撃しているので目標が定まらず、多くの民間人を殺害しているという。

米国供与のハイマースが活躍しているらしいが、欧米が約束した兵器供与の10%ほどしか前線に届いていないという。

ロシア、ウクライナにとっても最後は戦闘員、戦費と兵器の問題になるか。ロシアが経済制裁を受け戦費に問題があると言われたが、天然ガスなどの輸出で西側を揺さぶっているが価格高騰で収入はあるらしい。プーチンの重病説も流れたがどうなのか、国内経済は物価高、雇用減、輸入品不足で影響は出始めているようだが、これからだろう。

ウクライナも国土が破壊されている。復興に必要な施設は破壊された。100兆円を超える復興は大変だろう。

今後どうなるのか。軍事行動を続けどちらかが「参った」というのを待つのか。外交交渉で解決できるのか。

キッシンジャー氏が以前、譲歩案を出したが、ゼレンスキー大統領は痛烈に批判した。「民主主義、国土、国民」を守るために戦っているのだ。ここで譲歩すればすべてロシア化される。

ドイツ、フランス大統領が頻繁にプーチンと電話会談したのは譲歩案を引き出す為だったか。しかしゼレンスキーの決意で軍事支援に代わった。

米国も共和党との国内問題もあり、大ぴらにウクライナ支援に踏み込むことができない。中間選挙もありバイデン大統領にとっては戦費支援、兵器供与しかないのか。

プーチンも旧ソ連を離脱した国々が欧州と付き合い民主化を進め、バルト3国のようにGDPの規模はまだ小さいが、1人当たりのGDPはロシア、ウクライナを大きく引き離している。

旧友とはいえ、こんな動きはプーチンにとっては耐えられないのだ。

しかし、外交でしか解決の道はないか。ウクライナ、米、中、露での外交戦略が今後の課題だが、特に中国の役割は大きいと思う。

 

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