赤の二重丸が山口県上関町、一重丸が伊方原発 赤の点線で囲まれた地域が安芸灘~伊予灘~豊後水道プレート内 地震の震源域、ピンクの線が中央構造線断層帯、緑の線が南海トラフ 地震の震源域 |
中間貯蔵施設について中国電力は山口県上関町にたいし建設可能かどうかの調査を提案するという。建設も進んでいないのにまた、交付金狙いか。
上関町への原発建設問題は以前から新聞に載っていた。どうなったかと思っていたら2009年から造成準備工事に着手していたらしいが、2011年の福島第一原発事故で中断していたという。逆に町は中電に地域振興策を求め、その策がこの調査ということになるらしい。交付金狙いだ。
しかしこの地域は政府の調査では施設建設には安全とみられているが、単純にそうとは思えない。
今までこの付近で地震の発生は、1686年、1857年伊予灘地震M7.0、1905年芸予地震M7が発生し、安芸灘~伊予灘~豊後水道プレート内地震域になっている。
また、中央構造線断層帯はM6.9~7.7が想定され、南海トラフ地震の震源域も存在する。この付近ではスロー地震が多発しているが、巨大地震の発生の危険もある。
中央構造線を挟んで四国の佐田岬半島の先端には四国電力の伊方原発がある。この原発も万一の時の住民の退避路が閉ざされると稼働に難色が示されていた。
地下300mにガラス固化体にした物質を貯蔵するのだ。どういう結果が出るのか。調査段階までは住民も黙っているが、建設となると反対の声が上がるのが通例である。
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