2023年8月11日金曜日

今日の新聞を読んで(631):人事の時期になると小渕優子さん、首相候補、重要閣僚の話

人事の時期になった。この時期になると何故、小渕優子さんが首相候補、重要閣僚登用の話が出るのか。岸田総理も人気挽回に役員人事、内閣閣僚の人事を考えているようだ。しかし、岸田内閣になって閣僚が「政治とカネ」の問題で引責辞任する事例が増えてきた。

そのたびに岸田さんは任命責任は私にあると言いながら一向に責任らしきものは取らない。代わりに支持率が下落する結果になった。

入閣待機組は「今度こそ」と期待するのだろうが脛に傷のあることを忘れていないか。「政治とカネ」以外に自民党では旧統一教会問題などがある。メデイアはそのことをよく知っている。

新聞では54人の勢力で恵生会の流れをくむ茂木派が注目されている。茂木さんは幹事長職なので岸田政権を支えている自負がある。今度の人事でもどうなるかが注目されているようだ。

その中でもまたまた小渕優子さんが将来の首相候補、重要閣僚で 名前が挙がっている。女性だしサプライ人事では登用も考えられるが、何故、人事の時期には名前が挙がるのだ。

一つは小渕恵三さんの娘ということもある。経世会の流れで一時は小渕派を作った。総理になってからはあちらこちらに電話をかけまくるのでプッチホンとのあだ名がついた。その小渕恵三さんの死後跡を継いで優子さんが国会議員になった。

元首相の娘だから首相候補なんて考えが単純すぎないか。

一時、選挙に強いともいわれた。しかし小渕さん優子さんになってからは群馬5区も田舎の町を集めて有権者数を整える選挙区になり高崎や前橋と違ってこれといった対抗馬は出ず、世襲の無風選挙区になった。トップ当選は当たり前だ。

小渕恵三さんの時は群馬3区で、中曽根さん、福田さんと鎬を削る選挙を戦った。小渕さんは「福田さん中曽根さんの谷間の小渕」と街宣車で言っていたし、中曽根さんは総理を目指していた時の選挙で「小渕さんに負けると目がないのです」と最下位当選を嫌がっていたものだ。それだけ高崎を中心に熾烈な選挙戦をやっていたのだ。

田舎の選挙区でこれといった対抗馬も見当たらない選挙区では切磋琢磨など考えられない。政治家としての質にも問題だ。首相候補など考えられない。

そしてやっぱり「政治とカネ」の問題をひこずっているのだ。

恵三さん時代からひこずっていたのか忘れたが、小渕事務所に「政治とカネ」の問題が出たとき、東京地検は1週間と絶たないうちに家宅捜索を実施した。特捜部の早い動きに何かあるとは皆思った。

群馬県政を揺るがすほどの事件に発展すると私も考えたほどだが、事務所の仕事を牛耳っていた長野原町長が「姫はなにもしらない」、私がやったことと町長を辞職し、逮捕起訴され刑に服したはずだ。

有名な話は家宅捜索でパソコンを押収したが、HDにドリルで穴をあけ証拠を破棄したのだ。その理由にパソコンの更新をしたというのだ。

優子議員は経済産業相を辞任し議員も辞職、潔い決断といわれていたが、近いうちに総選挙も予定され、禊のために出馬した。その間中曽根さんや山本さんが後退し鞍替えを狙ったが、自民党本部が許可になかった。小渕を温存したのだ。

万一、総理や重要閣僚で就任すると、この「政治とカネ」の問題が復活、立ち往生することにならないか。

茂木派の幹部は   小渕優子さんの抜擢人事は考えられないという。当然の話だ。




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