朝日新聞(2023.8.23)の「戦艦大和の母港・呉を訪ねて」の佐藤武嗣と考える外交・安全保障と日本の針路」の連載の最終回「「力には力で」陥らぬために」を読んで、日本の政治家にもすごい人がいたことがわかる。
今、ウクライナ侵攻で無茶なことをし放題のロシアのプーチンに読ませたい内容だ。内容は83年前、日米開戦の前年、軍部にすり寄る政治家を痛烈にお批判した立憲民政党の斎藤隆夫議員の「反戦演説」だ。
曰く、「いたずらに聖戦の美名に隠れて国民的犠牲を閑却し、いわく国際正義、いわく道義外交、いわく共存共栄、いわく世界平和、かくのごとき雲をつかむような文字を並べ国家百年の大系を誤らせることがありましては、現在の政治家は死してもその罪を滅ぼすことはできない」と。
この演説が陸軍で批判され、政治家斎藤さんは除名され、「大政翼賛会」結成、日米開戦に突入し、多くの若者が死に国民を巻き込んだ。
ロシアは共産専制主義国家、国民に正しい情報を流さなければトップは何でもできるようだ。間違った情報を流しても誰も反対しない。反対する政党がなく、いても刑務所の中だ。
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