日大アメフト部違法薬物事件での記者会見で、林理事長、学長、3人いる副学長のうちスポーッなど担当の沢田副学長の3人が出席し、理事長がお詫びの挨拶をした後、日大の経過、調査結果のほとんどを沢田学長が説明した。
この沢田副学長は驚くことに宇都宮地検の次席検事を退職し日大の危機管理部の教授になったのだ。だから検事として捜査には疎かったかもしれないがそれなりの専門家だった。おまけに危機管理部の教授だ。日大に危機管理はこの程度なのかと驚く。 要は第一に組織防衛なのだ。
大学は教育の現場というが、違法薬物事件では犯人、容疑者を特定し、入手経路の調査で拡大を阻止することが第一ではないか。それなのに内部告発などがあって調査し、さらに12日間も警察の報告しなかったことが批判されている。
記者会見で説明したことと、その後の調査で食い違いが出ている。メデイアはさらなる記者会見が必要というが日大はどう出るか。
まず相違点が問題だ。
日大は警察に相談しアドバイスを受けたという意が、相手の警察官は日大OBだが担当部署ではその受けたアドバイスもな、記者会見時の日大の説明と警視庁の説明には食い違いがある。
警察は威信にかけても名誉棄損で日大を訴えるべきだ。
また、物を沢田副学長が本部で保管したというが、証拠物件の隠匿にならないか。「大麻のような茶葉と認識した」のであれば、その時に警察に連絡すべきだ。
証拠物件の隠匿だ。
さらに12日間連絡が遅れた理由にヒアリングに時間がかかったことと、自首を進めようとしたという。
これは犯人、容疑者の隠匿にならないか。12日間伏せていたことは、10日以上たつと尿からの検査で薬物が検出できないという理由もある。でも見つかった薬物、覚せい剤の量から据えると起訴されないのではないかと専門家は言う。
おそらく、沢田副学長は元検事でもあるし危機管理部の教授でもあり学内調査にはうってつけだったのだろうが逆に法令違反の行為になってしまった。
朝日大学でも同じような事犯が発覚し、こちらはすぐに警察の連絡している。真逆の対応に日大にやり方にあきれ返るばかりだ。
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