2023年8月8日火曜日

林理事長ら日大記者会見:「隠ぺい」を否定するが常識では隠蔽だ

8月8日 日大記者会見
日テレニュースより

 日大アメフト部の違法薬物疑惑に関して21歳の部員が逮捕され田8日午後、日大が正式に記者会見し経緯を説明した。問題は内部告発から2週間だんまりを決め込み「隠ぺい」しようとしたのではないか。物が見つかっても大学側が「ほかん」していたというが一時隠そうとしたのではないかという疑問だ。

記者会見では副学長が理論整然と説明、ヒアリングに手間がかかりはっきりするまで時間がかかったそうだ。物は副学長が預かり保管したという。

貴社の説明には「隠ぺいではない」と林理事長は言う。日大という組織は大きく、大学サイド、日大サイドで調整に時間がかかるという。本件も大学サイドで調整した後、日大サイドに挙がってくるのだそうだ。だから疑惑が出ても理事長まで報告が上がるには時間がかかる。だから先の記者の囲み会見では「隠ぺいはしていない」と発言したそうだ。

6月6日に指摘があり、18日に警視庁の報告、19日に林理事長に報告という過程を踏んでいる。

余りにも都合のいい説明で危機管理の専門家は「危機管理が甘い。組織を守った」と批判する。

本来であれば内部告発されたときに警察に連絡し、指導を受けるべきだったのではないか。間を置けば置くほど「隠ぺい」を疑われる事案なのだ。

林理事長は、前回のアメフト部の不祥事で理事長や関係者が辞任した後、新しい日大を作ると経験のない大学に入ってきた。当初は多くの実力者(?)に囲まれうまくいかないのではないか疑問視されたが、その通りになった感じだ。

私立大学は運動部の活躍が大学の宣伝になり、強豪チームであれば学内での発言力も大きい。アメフト部も日本を代表するチームで歴史もある。一徳監督は外部から入ってきたが、その監督も辞任し、従来の関係者が就任しても事件である。旧来の悪い慣習が起こした事件のようだ。

林理事長も潔く辞任し責任を取った方がいいのではないか。違法薬物事件を起こすなんて最低の部ではないか。廃止すべきだ。


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