2024年4月2日火曜日

国会議員に1人当たり1億2000万円:議員総数713人に、私たちはどんな政治を期待しているのか

 私たちは国会議員に1人当たり1億2000万円(個人歳費1人当たり7500万円、政党助成金1人当たり4500万円)で高額と思っているが、国会議員はどう考えているのか。岸田総理の就任パーテイーを始め、政治資金パーテイーで巨額な資金を得ているし、今自民党ではそれを利用した裏金作りが問題になり、あってはならない政治資金規正法違反事件を起こしている。

政治活動には用途を明確にしない資金も必要だというのだ。

政権与党の自民党は裏金作りで混乱している。500万円の裏金を作った39人に罰則を科すという。「離党勧告」や「選挙で公認しない」など厳しきなりそうだがそれでも国民の疑念は払しょくできない。最後は選挙で禊をさせることだ。

内政も厳しい。アベノミクスで異端の異次元の金融政策を実施したが成果を検証することもなく利上げに踏み切った。利上げと言っても0~0.1%で従来の政策を踏襲と市場は判断したのか、円安は続き、株高も一時最高値をつけた。

デフレ脱却はできていないというが、物価上昇も2%を超えるというが「悪いインフレ」とも考えられる。ゼロ金利は脱したもののFRBとの金利差は変わらず円安が続く。

外交も厳しい。北はミサイルを日本海に向けて撃ちまくっている。抗議するも効き目はない。何を思ったのか訪米を前に懐柔のメッセージでも送ったのか。

米国とは日米韓関係の強化で北や中国の台湾有事に備えようとしている。中国には困ったものだ。尖閣諸島へのけん制行為は続く。

G7の議長国として広島サミット実施できたが、ロシアはウクライナ侵攻で核兵器の使用もほのめかす。

内政での財政も厳しい。112兆円の予算はできたが、財政は赤字で健全化の目標は掲げるがどの政権も人気取りの助成金をばらまく。

国会議員のことをいろいろ言っても改善の道はなさそうだ。

朝日新聞(2024.4.2)の「失われた政治の想像力」で親日家のジェラルド・カーテイス・米コロンビア大学名誉教授が「変わらぬ政治に変化を促すためには有権者が行動しなければ政治家は行動しない」とアドバイスしている。

考えてみないか。高額なカネを国会議員に支払っているのだ。選挙でしか政治家を動かすことはできないのだ。

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