2024年4月12日金曜日

「お前も その年が来るんだぞ!」:75歳超で高齢化する都市、逆に減少する山間部

朝日新聞 2024.4.11


2014年、日本創成会議が2040年には若年婚が半減し、自治体が消滅する危機を発表衝撃の人口推計を発表した。そして朝日新聞(2024.4.11)で「2050年の75歳超 都市部増、山間部減の社人研の推計を発表した。

驚くというか当然というか、27年後の2050年には75歳以上が都市部で増加、山間部で減少する住環境の変化が起きるのだ。

今、テレビではタワーマンションが林立に元気でにぎわうシーンが目立ち都市開発の異常さを見せつけるが今から30年後には75歳を超える高齢化が押し寄せる地域になるという。人口増で小学校や中学校などインフラ整備に資金を投資していたが、今後は高齢者増加ニーズで介護施設などが必要になるという。

一戸建て木造住宅の並ぶ地域は防災上も問題があり、民間デベロッパーが高層マンションに集約する計画を実施したという。戸建て住民らは土地という物に持つ感情もあったのか計画に10年以上かかったという。

しかし考えてみよう。災害が発生した時の対応、高層マンションでの高齢化、介護の必要性の対応はどうなるのか。震災時の電気、水道、下水道などインフラ整備などを考えると高層マンションより一戸建ての方がよさそうに思うのだが。

高層マンションに限らず、通常の小規模マンションで若者が多く入所しているマンションでも今平均年齢が40歳でも25年後は定年、年金生活だ。そういう時のことも考えたマンション運営がされているか。

二階さんが裏金作りで批判を受け、次期総選挙には出馬しないと宣言し処分を回避した。その時記者が「止めるのは裏かねつくりの責任を取ったのか、年齢のためか」と問うた時、二階さんは「お前もその年が来るんだぞ! ばか野郎」と言い返したが、ばか野郎は別として必ず年は来るんだ。

一方で、今まで高齢化、消滅が危惧される山間部の地域は、高齢で亡くなる人が増えていくが、介護が必要になるし、空き家の増加で人を呼びこむ必要も出てきた。自治体生き残りをかけ政策の転換が必要なのだ。

南牧村は一度、東電の神流川発電でょで200m地下で2億年前の地層に触れることができると言うことで見学したことがある。確かに家は混ざらで集落という場所はない。過疎化が一目でわかる地域だった。

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